2004年12月31日
2004年、さようなら
2004年も最後の日となった。今年は人間社会に大きなインパクトを与えた年だったかも知れない。中東の悲劇はなぜここまで混迷化しなければならなかったのか? 人間がゲームの材料に使われただけで勝者なき戦いになってしまった。疑問をもつようなことがまかり通っている現実を目の当たりにすると、人間社会の難しさを実感した。反面、武力だけでは勝てない時代の到来であり、都合のよい情報だけでは「正義」という大義名分が押し通せない時代の到来を感じた。
スマトラ沖大地震は甚大な被害をもたらし、死者数は今日現在で約12万3000人になった。謹んでご冥福をお祈りしたい。大自然の力の大きさを目の当たりにすると同時に人間の無力さを実感した。反面、多くの国々が即救援に駆けつけ現地の方々と懸命に救助活動を続けている姿をみると、人間を遥かに超える大きい力によって困難に遭遇したとき、ひとは自分達の価値観の違いなど些細な問題として認識するようになり、共鳴しあい、いつでも協力しあうことが出来るということを実感した。
21世紀の情報社会は、争いにも、助け合いにも多大は影響力を持つことになるだろう。情報社会の付加価値創造企業として、これらの事実を心に刻んでおきたい。そして誠意をもって社会発展に微力を捧げ、良心を携えて企業としての夢をスタッフと共に達成して行きたいと思う。
いろいろな意味で教訓を与えてくれた2004年、さようなら。
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2004年12月30日
チャンスの平等
チャンスの平等。実は、この意味がよくわかっていない。言葉の意味は理解できてもどのように組織運用するか? となると迂闊には手をだすことはできない。
日本人は海外の考え方を輸入し企業活動や組織に取り組むのがうまいと言われている。しかしながらその多くは失敗するとも言われている。何事もそうだが、そもそも考え方というのは、その国の長い文化の土台の上で出来上がるものであり、都合のいい部分だけを輸入して活用しようとしても効果を出すことができないのはうなずける。
なぜ、このテーマに関して考えているかというと、人事制度に関してレビュー(見直し)をしているからだ。ミツエーのシステムを理解していただいていると思ったにも関わらず、まったく理解していただいていなかったというハプニングが最近あった。ちょっと待てよ!と思ったがよく考えてみれば十分説明していなかった僕の責任だと反省している。
ミツエーの人事制度の基盤は4年前に遡る。
一人一人面接して問題を洗い出した。第三者(コンサルタント)を入れて面接したのでみんな正直ベースで意見を言ってくれた。みんなの意見シートを見るのは正直いやだったが、息を殺してコンサルタントから見せてもらった。「ぼろくそ言われるだろうなあ~」と想像していたが「ピンポ~ン(正解)」だった。その中で印象的だったのは、
1.高橋さんのサジ加減で評価が増減するのはたまらない。
2.結果に関しては、正当に評価してほしい。
3.評価に関して、即、現金にしてほしい。
微々たる全財産すべて叩いて、たった一人で会社をつくり、生死の淵を歩みながらここまで育ててきたものとしてはたまらない。「ふざけるなああああ」と一瞬思った。しかし、気を取り直してみんなのコメントを読んでみると、みんなこの会社が好きで、一生懸命考えているということが理解できた。
すでに、ミツエーリンクス=高橋 ではない!ということをその瞬間悟った。「よし!」と思って、コンサルタントのアドバイスを受けながら一年かがりで構築したものが今の人事制度の原型だ。
最大の特徴は、「職能主義」から「成果主義」への移行ということになる。スタッフもこれを望んだし、当時「コンピテンシー」という考え方が主流だったということもある。
職能主義というのは、「能力があれば実績があがるだろう」という予測のもとに人事制度を組み立てる方式だ。もともと日本の主流システムだ。「成果主義」というものは、能力はあっても出力しないものは評価としない。つまり人を評価するのではなく、仕事の結果を評価するという考え方。
このような基本思想のもとで、世界最速(一ヶ月)の目標管理制度、インセンティブ・・・なるものが多岐に渡り存在していることになる。僕のサジ加減をなくすために「情意評価(努力しているからなあ~という主観的な評価)」は人事制度に存在していない。しかし、行動は結果を生み出すので代替システムが必要だった。そこで「プロセス給(よい結果を生み出すための前提となる行動をプロセス分解し、そのプロセスを評価するシステム)を編み出した。
なんだかんだと制度が存在しているわけだが、いずれも貫かれた一貫性が存在するいいシステムだと思っている。特に公正(公正とは、合意のもとルールが存在しており、そのルールに基づく平等ということ)度合いに関しては、かなり透明性があると思っている。
このような独自でかなり研究されたいい制度ではあるが、「職能主義」的な観点から言えば、「能力あるのに評価しない、とか、努力しているのに・・・」となってしまう。なかなかややこしい。完璧というものにはたどりつけない。「ミツエーはそのような概念を入れていないのでしょうがない」としかいえない。
僕が知る限り、ひとは皆「自分が一番がんばっている」と思っているものである。またひとがひとを評価するという行為は細心の注意が必要だ。どんなに公正を保ったつもりでも主観的になる。主観が横行すれば不満がでる。そういうものだ。高度経済成長期には全員そろって昇給していったので「職能主義」は機能したが、今の時代には通用しない。これがミツエーの考え方だ。
会社が静かだと長々と書きたくなる。かなりわき道にそれた。「チャンスの平等」がテーマだった。実は、「成果主義」というものは視点が「結果」だけではなく、前提として「チャンス(機会)の平等」というものがあるらしい。最近まで知らなかった。結果を作りたくてもチャンスがなければだれも結果を生み出すことができない。これは実に重要なテーマだ。
このようなテーマはしっかり研究する必要があり、年末年始でもないとじっくり考えられない。挑戦してみることにする。
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2004年12月29日
雪
年末になると「今年もなんとか生き延びたなあ」と思い、年始になると「今年の年末は迎えられるかなあ」と正直ベースで思う。そんな思いを15回以上繰り返している。多分どの分野の経営者も同じではなかろうか?
東京地方は今期初めての雪だ。今日から年末年始休暇入っている企業が多いが、すべての人々に「お疲れ様でした」というかのように深々と降っている。心が整えられるような本当にうれしい大自然からのプレゼントだ。
年末年始は、僕にとって一番大きなイベントがまっている。「ひとりキャンプ」だ。会社にキャンプをはりあまり家に帰らない。ひげもそらないので正月3日ごろには顔はえらいことになっている。あまりにもみっともないので外出も億劫になる。結果的に会社に居続けることができる。この時間が僕にとっては非常に貴重であり、結構楽しいと思えるから妙なものだ。創業期からこんな調子だから・・・習慣というものはいろいろな意味で恐ろしいものだ。
ミツエーのWebサイトは2005年度版に早々と切り替わっているが、心の中では来年はまだまだ遠い先だ。今年の反省を十分行ったうえで、1月5日、全スタッフの出勤を受け入れられる環境と準備をしておきたい。
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2004年12月25日
以正合、以奇勝
「正を以て合い、奇を以て勝つ」。(戦闘は)正攻法で敵を食い止める直接的な力(正)を以て構成し、勝敗は敵に意表を衝く間接的な力(奇)を以て決せねばならない。「孫子」
年末も押し迫ると、今年の反省や来年のことを考えるようになる。「以正合、以奇勝」。この言葉の意味を確認したくて、久々に「孫子」を開いた。
もともと、農耕主義的(育てて大きくする)な経営スタイルなので、勝った/負けた、という考え方は好きではない。他社と比べてどうこうというのも好まない。あくまで闘い相手は自身の中にあり、それを克服して成長することをヨシとする。よい時はよいなりに悪い時は悪いなりに前を向いて歩むことが好きだ。
それでも最近、「以正合、以奇勝」という言葉が頭から離れない。自分自身が変わりはじめているのか? 成長しはじめているのか? または後退しているのか? 今のところ捉えきれない。
孫子の言葉を借りれば、僕は「正を以て合い」に力を注いできたことは確かだと思う。守る仕掛けを作ってきたのだ。それも5年という長い歳月をかけた。弊社は優秀なスタッフが多く在籍しており彼らのおかげで概ね仕掛けつくりは終わった。
僕はどのように舵を切ろうとしているのか? 自分自身と会話し続けているもう一人の自分の存在を感じる。
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2004年12月24日
文脈としての夢
ブランド用語集に「文脈としてのブランド」がある。
『消費者にとって商品・サービスの機能、品質は当然重要ですが、使用経験、使用した場・状況とともに記憶されます。商品が独立してあるのではなく、消費者の生活世界の中での文脈としてとらえられます。ブランドは文脈を形成するための器です。企業としては、消費者の生活時空間の中で意味、価値を築くために消費者との間に物語を作るように文脈を通じ合わせなくてはなりません。』と。
ブランドを夢に、商品をひとに切り替えると下記のように言い換えることが出来る。
『ひとにとって職業・職種の役割、業務内容は当然重要ですが、仕事経験、仕事の場・状況とともに記憶されます。仕事が独立してあるのではなく、ひとの生活世界の中での文脈としてとらえられます。夢は文脈を形成するための器です。企業としては、ひと(従業員)の生活時空間の中で意味、価値を築くためにひと(従業員)との間に物語を作るように文脈を通じ合わせなくてはなりません。』
ん~。なんだか勉強になる。
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2004年12月23日
サンタクロース
4-5年前は既婚者が非常に少なく5名前後だったと思う。現在全体の20%に当たる25名が既婚者になっている。
秋に体調を崩したスタッフがおり、その原因を究明していくと、会社で活躍出来る原動力は家族の方の協力があってこそ!ということを学んだ。
一年に一回、家族の方に何かお礼の気持ちを表現したいと考えていた。お子様のいる家庭も多いので「サンタクロース」がいいと思った。
本日、一晩はやいクリスマスプレゼントを配偶者宛てに配った。ささやかなプレゼントだが、喜んでいただければ幸いだ。
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2004年12月22日
インサイド・アウト
今年も残すところ営業日4日で終わる。多くの若いスタッフが自らの力で育った、というのが率直な感想。中には目を見張る成長を果たした人材もいる。
その中で次世代のミツエーを築く幹部が出てくるであろう。僕が若いスタッフを幹部登用する場合、ひとつの指標を使う。非常にシンプルだが結果はてき面だ。
それは、考え方がインサイド・アウトかアウトサイド・インか?ということ。少し話しただけですぐ把握できる。インサイド・アウトの人材は、課題に関して自己変革志向性を持つ。難局な課題に対して自分自身に向かい合い、自己変革を通してそれを達成しようとする。アウトサイド・インの人材は、課題に対して他者変革志向性を持つ。難局な課題に関してその解決を他人に求め、他人の変革を通じてそれを達成しようとする。
そもそも、自己変革は非常にパワーのいるプロセスであり容易ではない。しかしそれさえ出来ないひとが10倍以上労力のいる他人を変革させようなどということはほとんど不可能に近い。インサイド・アウトのひとは、他人や環境を理由にすることなく自分に反省を求め自ら変革しようとする開拓精神が旺盛な傾向があり、アウトサイド・インの人材は、自分の出来ないことさえも他人や環境を理由にする依存体質の傾向がある。
インサイド・アウトの考え方を真に体得しているひとは、自信と謙虚さをもっている。彼らは最も重要なことを知っているからだ。自己変革を通じて他人や環境を変えることが可能であることを。また、その方法がもっともゴールへの近道であることを。こういう人材は、いつの世でも大切な人材として扱われるだろう。
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2004年12月21日
MAILPIA
沖電気様と共同で、当サイトの更新情報を電子メールでお知らせする「MITSUE-LINKS UPDATE MAIL Powered by MAILPIA」の実験サービスを開始した。
沖電気様の開発した「MAILPIA」をはじめて知ったとき、Blogの社会浸透で一躍有名になったRSSが頭に浮かんだ。注目サイトのヘッダ情報をRSSアグリゲータというツールで入手するか、日頃活用しているメールというツールで入手するかの違いだけだ。
どのサイトもファンというものがいる。彼らは常に最新情報を取得したいと考えている。RSSと並んで、「MAILPIA」はこれらの層に支持されるだろう。特に新たなデバイスに依存することなくWebコンテンツのヘッダ情報を取得できる環境であることはユーザーにとって非常に魅力的だ。
情報を発信する側にとってもサイトの情報を二次加工することになく、サイトを更新した段階でリアルタイムにユーザーに情報提供できるという点において使い勝手がいい。
興味のある方は是非、登録して一度使い勝手を評価してもらいたい。特に更新性の高いサイトはRSSと併用して必須の時代がくることは間違いないと思う。
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2004年12月19日
習慣化とマネジメントシステム
日本規格協会主催のCSRセミナーに講師として参加した山下に、「どんな質問が出た?」と質問をした。ある企業から、「なぜ、数多くのマネジメントシステムが運用できているのか不思議でならない」という質問を受けたらしい。
特別な奇策があったわけではなく、出来るようになるまであきらめずに続けたということが答えになるわけだが、山下はこのセミナーを通じてある発見をしたらしい。その中の一つにこんなことを漏らしていた。
曰く:「ミツエーのスタッフで、3年以上在籍しているスタッフは、ISOだの、ISMSだの、個人情報保護だの・・・マネジメントシステムのことは一切口に出さない。意識しなくても習慣化されており、当たり前のことをやっているという感覚ではないか? 反対に比較的在籍の短いスタッフは、よくマネジメントシステムのことを口にする。頭ではわかっていても体にしみこんでいないためではないか?」ということであった。
その通りだと思う。マネジメントシステムは習慣化するまでに非常に時間がかかり、非効率が続く性格がある。反対にこの山場を越えるとどこまでも効率化を進められる段階に達する。成功のキーワードは「習慣化」である。内容は常に改良されることを前提としているので、行動を起こさずして内容の良し悪しを論じても意味がない。まずは定義した通り行動を習慣化することに尽きる。
そういえば5年前ISO9001を導入した折、いつも言い聞かせた言葉がある。「君達。面倒だ、非効率だと騒ぐな。慣れてしまえば、朝起きて無意識の間に『顔を洗って歯を磨くごとく』」と。
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2004年12月18日
お湯が沸くごとく
「お湯が沸くごとく」。この言葉は、ISO等のプロセスマネジメントの手法を組織に導入する時に言い続けた言葉。意味は下記の通り。
水の入っているヤカンに熱を加えても最初は変化がない。しかし、熱を加え続ければいつか沸点がくる。沸点が訪れれば火力を弱めてもヤカンの水は水蒸気として蒸発し続ける。
ISO等のプロセスマネジメントも同じこと。最初は何の効果も見えない。余分な労力がかかっているように錯覚する。やってもやっても効果がでないのであきらめたくなる。しかし、そこが勝負の分かれ目。何事もそうだが、即効果を期待するほうがおかしい。効果を目指すのであれば「お湯が沸くごとく」の精神で行うべきだと思う。効果とは「沸点」と同じように目に見えて変化がわかる段階。沸点に導いたのは、一見変化ないように見えても火力を得て水温を上昇しつづけた結果なのだ。
先週の金曜日、Blogセミナーを開催した。わざわざ奈良県や大阪から参加していただいた企業様もあり恐縮している。またトップ自ら参加していただいている熱心な企業様もあり感謝申し上げたい。(参加された方からトラックバックをいただいた。Blog☆『不動産業戦略e-REVIEW』。ビジネス応用しているすばらしいサイトだと感心した)
実は、企業が活用するBlogも「お湯が沸くごとく」の精神が必要だと思っている。一回だけなら誰もができる。たまにやるのは大概のひとはできる。やり続けるには「熱」が必要だ。その「熱」に市場は反応し始めるということかもしれない。
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2004年12月17日
個人情報保護の意識の高まり
個人情報保護法が完全施行される2005年4月まで、あと3ヶ月となった。顧客企業様に少しでも情報を提供しようと、スタッフがセミナーを企画した。そのセミナーの反響の大きさに個人情報保護に対する意識の高まりが着実に社会浸透していることを感じた。12月14日、Webサイトに告知をしたが1月21日開催分に関しては翌日15日に満席、スタッフ同士が検討して24日に追加セミナーを急遽決定したが、それも16日には満席という事態に。さらに、追加セミナーを要望するメールもいただいている。
ミツエーはWeb構築とセキュリティの対策は切っても切れない関係にあるという考え方から、この分野の取り組みは非常に早く着手した経緯がある。2001年9月に情報セキュリティ管理の英国規格[BS7799]の認証を日本で初めて取得し、Pマークも比較的早く取得した。また、運用を通じて得たノウハウを顧客企業様に提供するために、BS7799/ISMSやPマークの認証取得支援コンサルティングも行っている。あまりも要望が多く既存顧客企業様中心にならざるを得ない状態であるが、リソースが許す限り支援していこうと思っている。
情報セキュリティや個人情報保護関連のマネジメントシステムは、いずれもISOファミリーの流れを汲むものであり、構築方法や運用方法は思想が似通っている。この視点で僕から一言アドバイスを申し上げるとすれば、認証取得をゴールに据えるのではなく、運用システムの最適化をゴールに据えて経営層自らコミットメントしない限り、たとえ認証取得できたとしても、ただの紙切れになってしまうということだ。言い換えればゴールとは「ゴールのないマラソン」という認識をもったとき、はじめてこのマネジメントシステムは社内に有効に機能しはじめるということ。
経営者の皆様に理解できるような言葉に言い換えれば、「商い(あきない)」とは「飽きない(あきない)」と同義語に使うのと同じようなもの、ということができる。
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2004年12月16日
Google Suggest
米Googleは10日、新機能「Google Suggest」のベータ版を公開した。検索語を入力している最中に検索語の候補を入力フォームの下にリアルタイムに表示してくれる。百聞は一見にしかず。一度試してみることをお勧めする。Google Suggestをうまく活用すれば、人気のある検索語は何なのかを予測することができる。新たなマーケティングツールとしても可能性がありそうだ。現在、英語でのみ提供されており多言語の予定は未定だとしているが期待したいところだ。
最近のGoogleの活発な動きには違った意味でも感心する。通常少し大きくなると水平展開をはじめて、浅く広く・・後はブランド力で・・・という動きが多いなかで、検索エンジンという領域のなかでより深く掘り下げユーザの心を捉えようとする垂直思考。我々も見習いたいところだ。
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2004年12月15日
プロジェクト成功の定跡
トラックバックをいただいた今村様のBlogを拝見した。「プロジェクト成功の定跡」というタイトルに興味をもった。
「成功の定跡はあるか?」という質問に、「ありません」と答えるという。「プロジェクト成功の定跡は無い。唯一あるとすればそれは姿勢である」という。なるほどなあっと思った。
同じようなことを何度か聞いたことがある。トヨタの勉強をしてもうすぐ1年になる。コンサルの方に「それを達成するいい方法はありますか?」と質問したら、「ありません。できるまでやり続けるのです」といわれた。シックスシグマの精神に関しても同じようなことだった。「ひとは完璧というわけには行かない。しかし、努力を続ければ6Σ(99.99966%)つまり、3.4/100万の欠品率にまで高めることが可能」。それを目指そうということだった。
ひとは課題に対して答えがあると思うと、脳も行動も止まってしまう。そして足元にある課題を忘れてひたすら外部に答えを見つけ出そうとする。しかし、「ない」と思えば、脳を動かし、自ら行動を起こそうとする。今村さんが言われているのは、この「姿勢」が成功への一歩だということのようにも思えた。
ある意味、「答えがない」と断言できる方は「答え」を知っている方だろう。
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2004年12月13日
HS方式
トヨタのカンバン方式は、簡単に言えば「モノに情報を添える」ということ。現在は電子看板があるらしいが、原型は透き通ったビニール袋に部品に関する情報が入っているだけの非常にシンプルなもの。シンプルだが、現場を知り尽くした驚異のノウハウだと驚きを隠せない。本質とは実にシンプルなものだと改めて感心する。
我々のような知価創造産業は情報がすべてだ。プロセスと専門性が時代とともに複雑化し一人では成果物をアウトプットできない時代まで来ている。さらにプロジェクトに関わる人材も多岐に渡る。
このような条件下でクリエイティブ品質をアップするためにトヨタのカンバン方式を取り込もうとした場合、どのようにしたら良いだろうか?
いろいろな方法が考えられる。しかし、最後に行き着くところは「情報に心を添える」ことではないだろうか? とふっと思った。クリエイティブの世界というのは、それぞれが「無」から「有」を生む作業ともいえるわけで、心の葛藤は計り知れない。その心を支えるものが、ある種「熱(思い、期待、信頼)」というわけだ。前工程(営業、プロデューサー、ディレクター)諸君が後工程(制作、システム)に対して心(思い、期待、信頼)を添えることが最後に残ったもっとも大切な情報と言えるだろう。
たとえば、HS方式(Handshake=握手)は、その心を形にすることに他ならない。シンプルだがこういうことを忘れてはならない。
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2004年12月12日
Blogの効果
実験的にミツエーサイトにおいてもBlog機能を設置している。このコーナーもBlog機能を使用している。その効果はどうだろう?
WebサイトのようなPULL型は、3-6-9ヶ月ごとにバイオリズムが発生することは昔コラムに書いた通りだ。まるで四季の如くだ。このコーナーは、8ヶ月目に突入しているので1-2ヶ月後、予測が正しければ大きな変化が起こることになる。
現時点で、本サイト(www.mitsue.co.jp/)のアクセスアップに果す、このコーナー(blog.mitsue.co.jp/等のBlogコーナー)の貢献度は、2万人/月(7万ページビュー/月)程度だと認識する。Blogによって本体サイトのアクセスがこの数字分増加したことになる。ミツエーのようにステークホルダーが少ないBtoB企業にしてはかなりの貢献度ということがいえる。この数字をリスティング広告に換算すると40-70万/月(年間480-840万/年)ということになるだろうか? ステークホルダーの多い大手企業が上手く活用すれば、膨大な効果と経費節減に貢献することだろう。
ソリューションとは機能(ツール)だと勘違いするひとがいる。機能も勿論必要だが機能だけでは効果を導きだすことはない。ノウハウと組み込む要素によってまるで結果が変わってくる。Blogも同様だ。Blogはタダの機能に過ぎない。では絶対に成功の法則があるかと質問されれば、「ない」というしかない。事実「ない」からしょうがない。しかし、失敗する法則はあるのでその辺はナビゲート可能だ。
企業WebサイトにBlogさえ追加すれば成功するなどという発言は間違った表現であるが、Blog機能を当たり前のように設置しておくことは決して損にはならないと確信する。まずは環境を整えて一歩踏み出すことが成功へのはじまりだろう。
:blog構築サービス
:DNA型Web構築ソリューション
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2004年12月11日
幹部候補とは
ミツエーは将来設計をふまえ、幹部養成が必要だ。役員の話を聞く限りでは「次期主力戦闘機」候補が何人か存在しているという。喜ばしいことだ。ミツエーの場合、一般の企業とは組織のスケルトン(骨格)や業務を行うフレームワークが異なるので選び方も異なる。特徴は何か?
どこのポジションも柔軟にこなすオールラウンドプレイヤーは必要ない。ただし2つ以上の専門分野が必要。ミツエーは技術(クリエイティブも含め)会社なので高い専門性を求める。技術の内容はこだわらない。2つ必要だ。1つでは視点の切り替えが出来ないので相手の立場でモノが考えられない。相手の立場に立てないひとは組織をまとめることはできない。
権限と責任の関係性は権限が従で責任が主という構図が理解できるひとだ。権限があるから責任をまっとうできるというのはうそ。責任をまっとうするために権限も必要になるだけの話だ。責任とは何か?それは経営から与えられたミッション。経営は社会や顧客企業様からのミッションをまっとうしようとするものでありこれを受け継ぐのは当たり前の話だ。つまり幹部に求めるものはミッション・オリエンティッド。ミッションを組織に落とし込める能力、実行の結果を経営にフィードバック出来る能力。ミツエーはクローズドループシステムによって継続的改善をやろうとするのでこのポンプ機能を果せることが幹部としての最低条件になる。
幹部とは決して面白い仕事ではないことを自覚でき、それでもいいと思える人が幹部になる。なぜか?幹部とは、自分の血と汗で高めてきた技術や能力を部下に惜しみなく提供するひとのことを言う。当然、部下は技術的にも能力的にも自分を簡単に越えていく。反面、部下に技術や能力を越えられないようにさらに血と汗を流しつづけなければならない。つまり、自分に追いつくことを支援しながら、越えられないように努力しつづけねばならない。
ミツエーの全スタッフにイキイキ業務を楽しんでもらい、顧客企業様に喜んでいただくためには、全く違った視点で機能してもらわなければならないし、それが出来るひとが幹部になっていく。また、その覚悟があるひとが候補者ということになる。それでもいい、やりたいというひとは、手を挙げればいい。
勿論、現状の業務で実績(成功体験または失敗体験)のないひとは論外だ。なぜか?実績がなければ何事においても常に迷いが生じるが、成功や失敗体験のあるひとは、決断が早い。
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2004年12月10日
自己弁護
人事からの情報だが、以前品質保証室で働いていたO君が再入社する。外部でいろいろ経験したが、どの組織も殺伐としていて・・・やっぱりミツエースタッフの温かさが本人にとって心地良いらしい。
確かに、ミツエーのスタッフはみんな温かい。「相手の気持ちになって物事を考える癖」がついている。部門間の連結作業で成果物がアウトプットしていくので社内調整が仕事の進め方として極めて重要な要素になる。そんな社内事情もあり、自然に、お互いに相手の立場を考える癖がついているのかもしれない。
若い年代は、「俺が俺が・・・」となりやすいものだが、そんなことさえ、ミツエーの先輩諸君は「ふんふん・・」と聞いてあげるキャパがある。
その点、いつも乱暴なことを言いつづけているのは、僕だったりする。「やさしさだけでは会社はまわりません」と自己弁護する自分がいる。これからもよろしくお願いします、といったところか。
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2004年12月09日
美意識とWebサイト
商品の機能に特に不満がないのにどうも好きになれないものがある。ブランドには機能、品質は当然保たれていなければならないが、それを超えた暗黙的な情緒や心情に根ざした価値、美意識や美学に関わる価値があり、実はその部分が重要だったりする。この美意識、美学は個人的なものからその国のある世代に共通したもの、グローバルなものまで多種多様なものが多層的に重なり合っている。
ほんの一握りのポータルサイトは力任せにいろいろなことが出来るし、個人サイトは逆に価値観や心情を自由に表現可能だといえる。そういう意味から考えると一般的な企業サイトは制約条件や前提条件が多く、中途半端になりやすい傾向にあるといっても過言ではない。
なぜ抜けきれないかといえば、そのひとつとして、プロモーションと言えばマスメディアという固定概念があり、実際の可能性と心の概念にギャップが生じているという側面がありそうだし、ベストプラクティスがなかなか表面に出てこないということも一歩踏み込めない要因といえるだろう。インターネットが日本に上陸してから既に10年以上が過ぎている。それ以前の時代は不可能だった企業(商品)表現が可能な時代といえる。
Web技術は今日も進化しつづけている。ツールも十分にある。問題は使いこなせないことではなく、心の障壁。この障壁をを取り除く方法は、我々が一社でも多くの企業様を成功に導き、ベストプラクティスを提供しつづけることだと認識している。
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2004年12月08日
「Accoona」がデビュー
中国政府が支援するWeb検索エンジン「Accoona」が米中同時デビューした模様だ。Accoonaの社名はスワヒリ語で「気にするな」を意味する「ハクナ・マタタ」に由来するという。
少しかじってみる。サイトの見栄えはGoogleに似ている。インデックスされているデータがまだ少ないようだが、検索スピードは非常に早い。Web検索広告サービスは、YahooのOverture Services事業部が提供しているようだが、検索結果なのか広告なのか一見戸惑う。表示方法が同じためだ。検索結果の最後に表示されるURLがそれぞれトップページのみであることも特徴的だ。
直感的な感想だが・・検索結果の出し方にはポリシーがあるようだ。より公共的な出所の情報は検索結果が上位にくる傾向。また、地域性においても予めランキングされているようにも感じた。日本企業サイトを「Accoona」で上位に持ってくることは容易ではなく、かなりパワーがかかりそう。
グローバル化と地域化・個性化の両輪は、検索エンジンの分野においても同時に進行している。世の中面白い。それでも、中国はインターネット人口が世界で2番目なので、今後伸びていくだろう。期待したい。
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2004年12月07日
Live Help
Live Help。こんなサイトを発見した。チャット技術を使ったヘルプデスクと思えばいい。なかなか良くできている。機能を見ると
○1対1のチャット: 1対1のリアルタイムテキストチャット。
○複数同時チャット: 複数のお客様と同時に1対1のチャットが可能。
○チャット要求送信: オペレーターからお客様へチャット要求を送信。
○URL送信: お客様のブラウザへURLを送信。
○画像送信: お客様のチャットウィンドウへ画像ファイルのURLを送信。
○オンライン・オフライン切替: チャット要求を受け付ける/受け付けないを設定。
○メール受付: オフライン時はメール受付に切り替わります。
○メールへのLive Helpボタン設置: Live Helpボタンをメールの文面に設置。
○サウンド通知: 新しいチャット要求、メッセージの着信を音でお知らせ。
○メッセージ入力中通知: 相手がメッセージを入力している旨をテキストメッセージで通知。
インターメント社はユーザビリティに力を注いできた企業なので機能面だけでなく、使い勝手においても細かい細工が施されており非常に評価できる。
実際使用してみる。名前を入れると即チャットがはじまる。Live Helpについて質問すると、「その解説はこのページに詳細があります」返答が返ってきた。「え、どこ?」と思ったら僕のパソコン画面上のブラウザが指定のURLに自動的に切り替わる。「おお~!凄い」と思った。
個人のコミュニケーションルールを、企業と顧客のコミュニケーション手段へ進化させたということも素晴らしい視点だなと思ったし、「デジタルとひと」の融合という意味でも今後伸びそうなサービスだと思った。期待したい。
Live Help
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2004年12月05日
生成流転
いろいろな解釈はあるが、「生きて成長するもの、とどまることなく移り変わる」の意として心に刻んでいる。生成流転、好きな言葉だ。
40過ぎて、やや硬くなりつつある頭をもう一度こなごなにすることに役立つ。20代30代前半の若い力(不完全であるが意欲に満ちている)を受け入れることに役立つ。
Atom社というWeb制作分野の原点を築いた素晴らしい会社が健在のようだ。若い制作者には自分達のポジションを計るために歴史が必要だと思う。そういった意味で彼らの発言は勉強になるように思う。反対に若い制作者に言いたいことは、表層的な情報に流されることなく、東京だ、地方だとわざわざ心のギャップを作ることなく、ひたすら自分達の顧客のために、自分達の最大限の表現を追い求め、さらに進化つづけることに集中してみては如何なものか?
原点に戻っているようにも思えるし、真っ直ぐ進化しているようにも思える。この2つの両輪が新たな時代を形成するだろう。ミツエーという小宇宙を見ていてもそれぞれのスタッフに迫力を感じる。新しい時代はすでに皆さんの手のひらにある。ひとりでも多くの人材をより広い世界に出す。その環境を提供することも僕の仕事だと思っている。
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2004年12月04日
グレートカード
ミツエーのHot Viceをのぞくと下記のようなメッセージがある。
>今日はグレートカードを もらいました。
>とってもとってもうれしかったです。
>またこれからもがんばるぞ!と思いました。
>今朝、出社したら 机の上にグレートカードが置いてあった。
>小さいころ、クリスマスの朝、
>目覚めたら枕もとにプレゼントがあったときと 同じような気持ちになった
このグレートカードは、ミツエーが企業活動の一環として実施しているもの。毎月各自に手渡される給与明細書に一枚のカードが入っている。「ミツエーリンクス・グレートカード」だ。カードの中身は、
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You Are Great!!
今月のあなたに感動しました。スゴカッタデス!!
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とあり、あとはメッセージ書き込み可能なスペースがあるだけ。
活用方法は、一ヶ月間の業務で「このひとには感動した!」と思えるひとを各自一名選出し、メッセージをつけてカードを手渡す。誰を選んでもかまわない。(現状、強制力があるわけではない。)
このグレートカードは営業の岩瀬さんが企画したもの。
ひとが仕事を通じて一番嬉しいのは、社会や顧客から誉められること。つまり第三者の評価が自分の喜びとなる。しかし、一緒に働いている社内の仲間からの評価もやはり嬉しいものだという発案、つまり第二者の評価も同じ効果が期待できるというもの。
なるほどね。と思って6ヶ月前より実施した。上記、貰った人のメッセージがあると、実施してよかったと嬉しい気持ちになる。
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2004年12月03日
W3C10
昨日、「W3C10」と呼ばれる式典が米国ボストンで行われた。式典会場の様子はW3Cサイトにも写真が掲載されている。弊社からは木達・藤田が参加しておりその様子の速報が届けられた。内容は弊社Webサイトのコラムに本日掲載した。是非皆様、読んで頂きたい。
僕も行きたかったなあ~と思ったが、さすがに12月では会社を留守にするわけにはいかなかった。木達さんのコメントを読み「ご馳走様」という感想。
木達さん属するWeb開発チームのみならず、弊社のスタッフや各グループは非常に自立心が旺盛だ。僕がミツエーのスタッフに対していいなあと思うことは、それぞれスタンスと意見をもっていることだ。こんな会話が平気で行われる。
僕:これ、やりたいなあ。ちょっとサービス化してくれないか?
スタッフ:反対です。そもそも技術的に言えば・・・・・・・・・
僕:そう言われれば・・そうだなあ・・
反面こんなこともある。
僕:2週間後、ニューヨークで行われる会合に参加し勉強してきて欲しい。
スタッフ:私としてはまだ・・ちょっとまだ準備が出来ていないのですが・・・
僕:ナニ言ってんだ。準備が出来るまで寝なくてもいい!
スタッフ:・・・了解しました。
今日から別の部隊が、シカゴに出発する。それぞれにミッションを持たせている。それぞれが「世界の頂点」を目指して、自らの力でよじ登ってほしい。そうなることを全スタッフに期待する。
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2004年12月02日
ブランドの特殊性
一年を通じてテレビを見ることは滅多にない。それでも今年「冬ソナ」にはまった。たまたま見た第8話を契機にいきなりファンに。勿論チェ・ジウに。物語も面白かったが、ファンになったきっかけは、チェ・ジウが時々見せるほんの些細なしぐさだった。物語の会話の途中で、あごをやや右上に上げ、口を曲げるしぐさがある。その部分。数多い女優から彼女が切り離され特別のものとして認識された。彼女の容姿から想像するイメージから大きなギャップを感じ、それがかえって彼女の人間性、自立性を感じた。
ひとは、全ての事実を捉えてから対象物を評価するものではなく、ほんの些細な動的な事実を元に、対象物全体のイメージを作り上げる。そのイメージを元にしてさらに全体の事実を探ろうとする。それが自分に合っていればファンに。といったところだろうか?
ブランドの特殊性というものがある。「無形性」「間接性」「多層性」「関係性」から成り立っている。非常に勉強になる。
僕は、企業のWebサイトは、量的にも質的にも増やし高める必要があるとスタッフに言い聞かせている。それは単にコンテンツや情報を増やせと言っているのではない。その中に、「動的な事実」を織り込めということ。そしてそれが本当に事実であることを証明するためには「くり返し」がないことにはユーザーは認識できない、ということだ。人形のようなブランド形成は簡単だが、生きたブランド形成でなければ効果は期待できない。企業Webサイト構築時には、ブランドの特殊性に関して一度勉強しておくとためになると思う。
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2004年12月01日
2σ
2σ(2シグマ)を%に換算すると、69.15%だ。今年もついに師走になったが、今年のテーマである「価値の最大化」「機会の最大化」「信頼の増大」の3つのキーワードはどの程度達成できたのかそろそろ検証する時期かもしれない。2σかなあ~と思っている。やはり、「価値の最大化」というテーマは言うのは簡単だが、実行するとなるとかなり面倒なテーマだった。
我々は、Web構築を通してソリューションを提供する立場にある。顧客企業様の企業戦略の中では比較的狭い範囲だ。ところが、価値の最大化というテーマになると、顧客企業様の全体を把握する必要がある。これを簡単に把握するツール探しに時間がかかってしまった。
やっと掘り当てたと思ったら、今度は使いこなすのが難しい。実際、設計書は企画部門に投げているが提案書への落とし込みが難しいらしい。
顧客の立場になれば当然のことだが、説明しなければ理解できないものではダメだと思っている。一目で理解できるものが必要だ。
9合目で足踏みしている感覚だが、何とかしたい。3σ(94.79%)は達成したい。