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創業者の独り言

2004年08月31日

クリエイティブ

僅かな隙間から風が家に入り込んだのだろうか?寝室のドアが「コトコト」鳴った。おかげで4時ごろ起こされた。台風のせいだ。面白かったのは音を聞きながら「秋だ!」と感じたこと。

昼間、よく空を眺める。机で考えてもアイデアが出ないが空は何かを教えてくれる。同じ空だが最近「秋だ!」と感じる。

空を見ていると風を感じる。「秋だ!」と感じる。

我々がクリエイティブの仕事をして楽しいのは、文章で説明しなくても暦を見なくても秋になれば「秋だ!」と感じる「五感」の存在があるからだ。

クリエータの諸君。
ひとに何かを感じてもらうためには、まず、自分が感じなければならない。自分が素直に感じた一歩先に万人が感じる「普遍性」が存在する。その「一歩先」への道のりをテクニックだけに頼ってはいけない。自分自身の「感性」を磨くことを実行して欲しい。

テクニックには教科書があるが、感性に教科書はない。教科書を探してはいけない。いい方法があるなどという安直な情報を信じてはいけない。

有ると思うと、外に何かをもとめるからだ。無いと思えば、自分自身の心や五感に何かをもとめはじめる。そこがスタートラインということだ。

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2004年08月30日

金メダルより重要なもの

オリンピックのメダルの裏には詩が刻まれているという。金メダルが決まった男子ハンマー投げの室伏さんが記者会見で読み上げた。
「真実の母オリンピアよ あなたの子供達が 競技で勝利を勝ちえた時 永遠の栄誉(黄金)をあたえよ それを証明できるのは 真実の母オリンピア 古代詩人ピンダロス」。

アヌシュのドーピングで銀メダルから金メダルへ急展開。心の混乱を少し和らげる意味もあったのだろうか?

会見の冒頭、彼のコメントが印象的だった。
「本当に大切なのは、メダルへ向けて努力していくことだと、今も思っている」

きっと、何事もそうだと思う。

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2004年08月29日

文化的複製子「ミーム」

藤田氏のコラムを読んで、はじめて「ミーム」という言葉を知った。興味を持って調べてみた。この辺が参考になった。何かこみ上げてくるものを感じた。

いくつになっても人間社会を把握することはなかなか難しいものだ。ところが文化的複製子「ミーム」という考え方で社会を見直すと、全体が分かった気になってしまう。

○親と子
○男と女
○上司と部下
○対立と協調
○戦争と平和
○政治と宗教
 ・・・・
↑ 一見、対峙することが実は同じミームの仕業のように感じてしまう。ミームは人間ではコントロールできない遺伝子のようなもの。人間(生物)を支配している根源的なものといえるものかもしれない。それは、すべての事象は「模倣」する能力を身に付けて「複製」して・・「進化」によってさらに複製しつづけようとする「ミーム」の仕業ということ。

○企業活動における「やったもの勝ち型」と「社会貢献型」
○マーケティングやブランディングのさまざまな方法論
 ・・・・
↑ 新しい自己複製子(文化的複製子)ミームを念頭に考えれば、実は同じことをやっているように思う。進化によってツールを変え、環境によって方法論を変えているだけで。

ミームはリチャード・ドーキンス氏による生物学の学説らしい。断片的な情報による僕の理解なので本来の意味ではないかもしれない。しかし、知り得た情報を人間社会に置き換えると妙に感動・納得する自分がいた。
webソリューションに「ミーム」という考え方を取り入れてみたくなった。「ひとは何によって動くのか?」というアプローチ方法から脱却をはかり、「ひとは何に支配されて動かされているのか?」という新しいアプローチへの挑戦を意味する。

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2004年08月28日

ステップアップ休暇

4年勤務者に「一ヶ月間の有給休暇」。これがミツエーのステップアップ休暇。何事にも努力を惜しまない優秀なミツエースタッフに対する「ご褒美制度」だ。

先日1ヶ月ぶりに復帰したスタッフに感想を聞いた。曰く。
1.はじめの2週間は、ボケーッとしていた。
2.前半終了すると、何か焦っている自分を発見した。
3.すると昔の友達に会いたくなった。
4.友達に会い頑張っている姿を見ると、「こんな自分じゃだめだ」と思った。
5.最後の一週間は、一ヶ月前の自分のまま復帰することは出来ないと思えた。
6.すると街中に出たり、本屋にいって、必死に何かを探している自分の姿があった。

要約するとこんな感じだった。

この感想を聞いて、本人にとっても会社にとっても、いい制度だとつくづく感じた。

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2004年08月27日

企業が活用するBlog

本日、「Blog構築サービス」をリリースした。プロジェクトチームが、企業が活用するためのBlogを研究してきた成果といっていいだろう。お疲れ様でした。
CMSは勿論魅力的だが、コメント機能、トラックバック機能、さらにRSS等は、企業・顧客間で新たなコミュニケーションが期待できそう。

もともと「個」が使うツールを何故、企業用に転用するかという点に関しては一般に言われる効果とは別に僕なりの視点を持っている。

1.時間軸
Blogの魅力の一つに時間軸をもっているということが挙げられる。企業が市場に対して提案する製品あるいはサービスの「価値」を最大化したいと考えた場合、1コンテンツでは不十分という認識をしている。例えば、「過去--現在--未来」の時間軸を並べた場合、現在の価値は、過去の情報(実績・アーカイブ)と未来の情報(メッセージ)によって、ユーザがとらえる現在の情報(製品・サービス情報)の価値に変化をもたらすものと思っている。同時にWebサイトに時間軸の概念を入れることは、結果的に関連情報の反復性を支援し、再訪問する潜在顧客が増加するという効果が生まれる。つまり市場浸透に「深さ」を生むという効果が期待できる。

2.価値の最大化:コンテンツと情報
自社のWebサイトを「コンテンツ」というくくりと「情報」というくくりに分けて考えることは非常に価値のあることだと思っている。例えば、コンテンツ(製品・サービス)=人、情報=人の影、と考えてみても面白い。人の存在はその影によって認識するように、コンテンツ(製品・サービス)の価値はコンテンツを取り囲む関連情報群によって高まる。

その他、BlogはWeb標準に準拠されておりSEO対策としても極めて高いパフォーマンスを持っていることや、なんと言っても更新の容易性は見逃せない。

企業が活用するBlogはこれから本格化することは間違いないが、活用方法は非常に多面的であり斬新なアイデアがどんどん出てきそうだ。企業が活用するBlogを考えた場合、Blogを独立させて運用するのではなく、本体サイトの1コーナにあるいは各コーナの支援ツールとして活用すべきだと思っている。あくまで本体サイトの支援システムとして活用することにより、本体サイトを活性化させることが大切。

Blog構築サービス」は、既存の各種Blog構築ツールを利用するセミオーダータイプ、お客様のご要望により柔軟に対応することが可能な、独自開発によるBlog構築ツールを用いるフルオーダータイプの2種類のサービスを用意した。是非有効活用して欲しい。

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2004年08月26日

成功の法則

「成功には法則がある」と言った方に最近会った。マジにそんなことを考えているのかと思った。
ISO10002(苦情対応マネジメント)を稼動させているので良く分かることだが、失敗には法則があることが分かる。失敗の3Σ(約93%)は必要なプロセスのヌケである。ではなぜヌケルかというと、その時々の環境要因からくる人の判断の「ばらつき」である。

ところが成功には法則が見当たらない。そもそも人のやっていないことをやるから成功するのであって、法則にしたがって皆が同じことをやったら成功ではなく「普通」のことをやっているに過ぎない。

もし、成功に法則が存在すると仮定すれば、それは「失敗の法則」に学ぶことであり、ときどき訪れるチャンスの芽をつぶさない(放置しない)ことである、と僕は考える。

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2004年08月25日

変更管理

最近、プロジェクトの規模が大きくなっている。プロジェクト管理をしっかりして欲しい。
プロジェクトマネジメントに関しては随分研究してきた。PMBOK、CMMI、シックスシグマ・・・あらゆるものを取り込んできた。人材育成に関してもITコーデネータの資格取得まで会社がサポートしている。

いろいろやって気づいたことがある。プロジェクト管理の要諦は、「変更管理」にあるということ。つまり、プロジェクトは上手くいくことを前提に進めるのではなく、上手くいかないことを前提に管理策を練っていくことが最も大切。

「えっ!」と思うかもしれないが、これが真実だ。

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2004年08月24日

なかなかやるじゃん

アテネ五輪。メダルラッシュ。「なかなかやるじゃん」と思われている人も多いと思う。メダル数は過去最高の東京五輪を超えた。
競技者の活躍が目立つと共に、それを支えるテクノロジーが凄い。例えば、マラソンで使用されるウエアーは、体温を一度以上下げるハイテクウエアーが開発されており、給水用のスペシャルドリンクやボトルにも細かい細工がされており競技者を支援している。素晴らしいことだと思う。

また、二冠に輝いた北島さんにしても「チーム北島」が存在しており、ひとりだけの力で獲得した金メダルとは思えない。さながらF1チームを連想させる。

チーム、テクノロジー、細かい細工・・・これらのサポートが絶妙に調和してのメダル獲得。webソリューションにしても同様のことが言える。勉強になる。

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2004年08月21日

金メダル

20日のアテネ五輪第8日。競泳女子800メートル自由形で日本女子競泳史上4人目の金メダリストになった柴田亜衣さん。左右の腕をかく間にキックを6回打つ6ビートが主流の中で、キックをほとんど打たない2ビート泳法という。176センチの長身と上半身の強さを活かし、腕をぶんぶん回してピッチを上げる。

我々クリエイティブの世界においても大変勉強になる。全てにおいて一番というわけには行かない。各自の一番の強みを知りその部分を最大限に活かすこと。流行や常識を盲信することなく、自分に最も相応しい世界を創造していくこと。

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2004年08月20日

こんなときもある

新年の挨拶で言ったようにミツエーの今年のテーマは、「価値の最大化」「機会の最大化」「信頼の増大」。まず最初に着手すべきはなんといっても潜在顧客との「機会の最大化」。有名無実の新サービスは提供できないので、仮説を立て、実験し、実証してからサービス化をしている。すでに2つの大型のソリューションはサービス化している。現在第三フェーズに差し掛かっている。

やることは決まっている。ところがなかなか前に進めない。結論が見えてもプロセスが見えないという感覚。こういうときは何か不足しているキーワードがあるものだ。もう少し念じつづけよう。

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2004年08月18日

マトリックス組織

ミツエーは3つの組織概念をもつ。ヒエラルキー、プロジェクト、マトリックス。これらを市場の状態によって重心移動させるというのが組織づくりのコンセプト。
あまりにも多い引き合いにより早く、効率的に対応する為にマトリックス組織に重心移動させた。今回の特徴は全社的にマトリックス型に改変したというところ。

我々の概念は、ヒエラルキー組織+プロジェクト組織=マトリックス組織。横軸にヒエラルキー、縦軸にプロジェクト、それらを有機的に結びつけるというもの。この考え方はすでに存在しており、トヨタがそうであることを最近知った。

各自、責任も権限も重くなる。縦横のコミュニケーションと協調はより重要になる。僕が思い描くように実行していただければ、余裕で30%の効率化は達成できる。皆の活躍に期待したい。

ミツエーの組織概念はこちら

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2004年08月17日

DCCM理論

4年前から、机の前の壁に一枚の表がある。参考になるなあと思いつつ最近まじまじと見直したことがなかった。DCCM理論である。
コミュニケーションを効率的、効果的に行うために必要な要素の総称といわれており、

差別性(Differentiating) その商品が持っている他商品との違い。
優位性(Competitive)    他商品より良い」、あるいは「他商品より有用な」ところ。
説得性(Convincing)    客観的で説得力のある事実やイメージ。
市場性(Marketability)  生活者の受入れ状況。

の4つの価値基準が存在する。

改めて見直すと、商品コンセプト開発や、広告メッセージを開発するにあたってなかなかいいキーワードだと感心した。AIDMAなどと組み合わせて使うと一層効果が出やすいと思う。


参考になるサイト

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2004年08月16日

コンテンツ企画

面白いことにトライしている。ミツエー式「コンテンツ企画ソリューション」といったところであろうか。
通常Web構築企業はサイト内のコンテンツ内容まで言及しない。しかし成功の最終兵器はコンテンツの中身。このコンテンツ企画に関して市場から強く要求されはじめている。

我々の仮説は、サイトの成熟度によって求められるコンテンツの内容が違うというものである。
ミツエー方式の面白いところは当てずっぽうな企画ではなく科学的に解決しようという試み。
まず、いくつかの指標を使用して、現在のサイトの成熟度を測定する。この測定結果によって今後どの程度の潜在顧客が流入可能であるかを捉えた上で、現在のサイトにおいてどのような「コンテンツのカテゴリー」が最も適切かをもとめてしまおうというもの。
コンテンツのカテゴリー捉えるために、「イノベータ理論」を中心にしたいくつかの指標をつかうのがミツエー方式といえよう。すでにある顧客サイトにて実験開始している。これに成功するといままで考えられなかった新たな潜在顧客がサイトに訪問し始めることを意味する。僕としてはかなりの自信作。必ず成功すると確信している。

この実験結果をまって、本格的なサービス化へと進化させたい。本年度中にはりリースを掛けたい。

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2004年08月12日

SIGGRAPH  (ロスアンジェルス)

今年のSIGGRAPHには4名派遣している。今ごろ現地でまじめに勉強しているかなあ。ロスアンジェルスは観光としても有名。サンタモニカ、ビバリーヒルズ、ディズニーランド・・・誘惑に負けないで研究してきてほしい。

社内では、夏期休暇が多く4割程度の出勤率。外部からの電話も少ないので夏期休暇が多いということか? こちらも静けさに誘惑されないように業務遂行を行ってほしい。

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2004年08月11日

変革と進化

企業展開の方法の一つにスクラップ・アンド・ビルド方式というものがある。「撤退と参入」ということになる。欧米型といえるのかもしれない。日本でも最近はこの考え方を支持する人が多い。洗脳されているような気もする。
大企業が多角化戦略を実行しており、その部門が全体の中で一部の機能を受け持つ場合、スクラップ・アンド・ビルド方式は有効に機能するのではないかと思う。

しかし企業本体の変革にスクラップ・アンド・ビルド方式を安易に使用することはあまりにもリスクが大きい。企業は形だけ一気に環境適応すればそれで成功するということではない。企業はそれだけでは成り立っていない。経営資源(ひと、もの、かね)をリフレッシュするだけでなく、市場浸透や新たな市場開発、さらに製品開発には莫大な時間と研究が必要だからである。

スクラップ・アンド・ビルド方式と対峙するものが、「継続的改善」方式だ。継続的改善のゴールは、企業が環境変化に合わせて「進化し続ける」ことにある。

日本文化である「継続的改善」方式こそ、我々は追及しなければならないことだと思っている。

Webサイトのリニューアルでも同じ。作り変えれば上手くいくというものではない。表層的なデザインを変更したぐらいではリニューアルの成功はないことはだれでも分かりきっている。このような妄想から脱却して、事実を捉え、ゴールを定義し、永遠に進化しつづけるWebサイトソリューションこそ、我々の使命だ。

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2004年08月10日

苦情対応マネジメント規格「ISO10002」

ISO10002を自己宣言した。国際標準化機構が制定した苦情対応マネジメントシステムだ。制定の情報は2年前から知っており、制定と同時に自己宣言することはその時代から決めていた。日本ではJISz9920という規格があり、日本版に関しては3年前より取り組んでいるので今回の自己宣言自体、苦労したというわけではない。むしろ3年間の運用、社内浸透こそ実に苦労したと思う。担当責任者の努力の賜物だ。「世界初」という冠もついた。

僕はこのISO10002は非常に優れた規格だと昔から思っている。苦情や問題が発生した時、組織としてどのように対応していくかを定義し、PDCAのサイクルで運用していく。某自動車メーカや某食品メーカもこの規格が運用されていたら、これほどまでに社会から叩かれることは無かったかもしれない。
この規格は、社会や顧客に関しては顧客満足度の向上として機能し、組織には「リスクマネジメント」として機能する。

この規格、良いWebサイトの設計や運用システムにも使える優れもの。キーワードは

(苦情対応プロセスにおける客観性に関する原則)
・透明性
・アクセスの容易性
・対応性
・客観性
・料金(無料で対応するという意味)
・守秘
・顧客中心のアプローチ
・説明責任
・継続的改善

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2004年08月06日

時間軸の中で形成される価値と感動

8月13日、第28回オリンピック競技大会がアテネで始まる。金メダルを目指して各国の選手が競い合うことになる。

思うことがある。「金メダル」に価値があるのではない。「金メダル」を取るに至った過去4年間のプロセス(過程)の中に価値の源が存在している。
人々は、「金メダル」に感動するのではない。「金メダル」を取るに至った過去4年間のプロセス(過程)の中に感動の源が存在する。


「価値」とか「感動」は、時間軸の中で形成される要素がある。Webサイトの運用に関しても時間軸の中で生まれる「価値」の要素も加えてみては。深みが出てくると思う。

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2004年08月05日

更新審査

BS7799/ISMSの更新審査が始まった。通常は6ヶ月に一回の維持審査。初回の取得から3年後に行われる審査が「更新審査」。当時(3年前)、情報セキュリティの規格であるBS7799に振り向く企業は皆無だった。当然審査員も存在しておらず・・・英国から審査員が来社された。日本初の取得だった。3年足らずで随分メジャーな規格になったなあと・・感慨深い。

今回行われるBS7799の更新審査、実は日本ではじめて行われる「更新審査」とのこと。さらに磨きをかけたい。

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2004年08月04日

セミの声

8月1日、はじめてセミの声を聞いた。去年もそうだった。今年の夏は異常気象といわれるぐらい記録的な熱さ。それでもセミは去年と同じ時期に同じ鳴き声で姿をあらわす。なんとも自然界は不思議だ。
「異常だ異常だ」といいながら、一定の時間軸の中で考えれば繰り返している。「同じように繰り返している」といいながら一定の時間軸のなかで変化している。この2つ自然の大法則、何かにつけて参考になる現象のように思う。

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2004年08月01日

『イノベーションの本質』

知り合いの正田さんからメールをいただいた。僕がすきになりそうな本だ。早速読んでみたくなった。

---以下一部引用--
さて、野中郁次郎、 勝見明 『イノベーションの本質』日経BPをお読みになりましたか。次々と新製品を生み出す必要がある企業にとっては、とても役に立つと思いメールします。感心したポイントを少し引用します。

・新製品はコンセプトが大事。営業、生産、技術がそろって現場を踏んで、 新製品の夢・ビジョン・シナリオを共有する。
・相対価値でなく、絶対価値を求める
・調査データに頼らず人間を見る: データは結果論・バックミラーだ。それを超える何かを想像しないと顧客の共感は得なれない。 我々はデータより先を進むべきだ。
・表(建前)コンセプトを暴き、真のコンセプトを探り出す
・創造は、仮説設定から生まれる。仮説を立てるには、自分の中に真、善、美の審美眼を持つ。
・コンセプトをしっかり規定する 
・コミットメント: 傍観者から主体的なコミットメント、限りなく理想を追い求める執拗さが、持続的競争優位をもたらす。
・最高の自社製品を時代遅れする最初の会社になる。

--

成長期のベンチャー型企業には、非常に参考になる考え方だ。

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