2007年01月31日
ビジネス
ビジネスとは、「人間が生きていくためにお金を稼ぐ手段。商売。生業。職。それが「合法的」に行われるという意味の含有されていることが多い。」(Hatena)と。
組織が少しずつ大きくなると、業務が分担され求められる機能や気質に変化があらわれる。たとえば、営業であれば、「売る」という機能だし、ディレクターは「調整」、制作は「創る」となるだろう。また、フロントエンドであれば、「攻め」という気質になるし、プロセス改善本部は「バランス」、管理部門は「守る」になる。その他にもいろいろなレイヤーがあるだろう。
それぞれがビジネスを構成している一部であるが、すべてではない。自分の業務を一生懸命行うことはいいことだが、他の機能や他人の価値観もあるということが見えにくくなってくることがある。各々の分野はその機能や気質を磨きつづけてほしいと思うとともに、その他の機能もあり、それらがつながりあい、重なり合って、ビジネス全体がまわりはじめるということを理解しなければならない。
「他を理解することからはじめようと思った時、それは同時に他も自分を理解しようとする瞬間」でもあると思うと、仕事はもっともっと刺激的で楽しくなるし、組織はますます活性化されることだろう。
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2007年01月30日
北京
本日、北東アジアOSS推進フォーラムの委員になっているミツエーのスタッフが、中国は北京に向かった。定期的な会合のようだ。
コラムで触れているが、このフォーラムは日本、中国、韓国におけるオープンソース・ソフトウェアの普及を促進するもので、スタッフは「Webの相互運用性に関する調査/研究」のワーキンググループ(SWG2)に所属している。社としてはアジア圏におけるWeb標準の普及に向け、少しでもお役に立ててうれしく思う。
また、それぞれのスタッフが自分の力で育ち、世界に出て活躍していく姿は何よりもうれしいし、後輩の育成にとっても大きな刺激になるものと思う。期待したい。
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2007年01月28日
テレワーク
テレワークとは、「通信ネットワークを利用して、オフィス以外の場所で働く労働形態のこと。実際の労働場所にもよるが、在宅勤務の一形態とも考えられる。従業員にとっては通勤の必要がない、自由に労働時間を選べるなどのメリットがある。」・・・と(e-Words)
25日のニュース(asashi.com)によると、「総務省、企業へのテレワーク導入を促進」とある。「高齢者や障害者、育児中の女性らの就業機会の拡大を後押しするため」と解説されているが、社会問題になっている少子化対策にも効力を発揮するだろう。
我々の領域のビジネスがもっともテレワークを導入しやすいことは承知している。もっともいろいろ課題もある。たとえば・・・
1.在宅勤務者にとって、安定した雇用形態をどのように構築するか?
2.プロジェクトの円滑なマネジメントを行うためにどのようなシステムを導入するか?
3.コミュニケーション(情報と心の共有および学習)のギャップをどのように埋めるか?
4「見える化」された.勤怠管理をどのように行うか?
1.は研究するとして、2.3.は社内システムを転用できる。4.がなかなか難しい。遠隔においても視覚化できる勤怠管理となるとアイデアが出ない。ところが、本日ある幹部とメールで雑談している時にいいアイデアがあることに気づいた。市場に存在するあるシステムをカスタマイズすると我々の業界にふさわしいテレワークシステムが出来上がる可能性が高い(確認したわけではないので内容については発言を差し控える)。社内で構築すれば6ヶ月ほどのシステムだと思う。(市場にあるシステムをカスタマイズしてもらってもいい)
まずは、職種を狭めて、実験的にやってみようではないか!
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2007年01月26日
成長
昨日、新卒者採用の会社説明会があったので・・・・というわけでもないが・・・・
3年前、院卒で入社した女性がいた。感性工学を学んだということだったのでHCD(Human Centered Design) 関連分野に就いていただいた。厳しい業務のときもあった。「大丈夫??」と声をかけると「はい~~!」と笑ってこたえるのが癖。厳しいときに笑顔を絶やさないというのは僕でも難しい。結構シブトイ人材だなあ、と思っていた。専門領域の業務だが3年も経過すると立派に成長するものだ。本日のコラムを読んでそう感じた。さらに上を目指していただきたい。
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2007年01月25日
会社説明会
2008年度新卒者採用の会社説明会(第一回目)が行われた。スケジュールの設計ミスで予定時間をオーバーしてしまった。大変ご迷惑をおかけした。
BtoB企業なので一般の方には知名度がない筈だが、非常に多くの学生の皆さんに興味をもっていただいているようで大変うれしく思った。
人事部門の計画によると、今回は弊社にとって最大規模の募集人数になる。より多くの方に入社いただきたい。
Web技術はますます多様にかつ深くなっている。全体の技術を学ぶには時間と努力が必要。社としてはより広くかつ深く学習したいというスタッフのために、よりよい環境づくりをしなければならないと思っている。
4月には、30坪近いスペースを割り当て、「ラーニングセンター」設置をする。Web技術(最新技術も含め)をトータル的に学習することができるような設備(ハード、ソフト)、その他必要な情報を準備する。
2008年度新卒者の皆さんが入社するまでには、充実した環境にしておきたい。
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2007年01月16日
ページランク
本日、Googleのページランクに動きがあったようだ。今回は6ヶ月ぶりだろうか?ページランクの更新の間隔がどんどん開く傾向にある。今現在は、既存のページランクの変更があっただけで、昨年7月後半以降追加されたページについては、まだランクは表示されず空白のまま。
迂闊なことをいうと専門部門のスタッフに怒られそうだが、ウォッチャーの一人として個人的に感じることは、
1.価値の最大化 =価値ある情報を継続的に提供
2.機会の最大化 =SEO対策-->machine readable
3.信頼の増大 =より信頼ある外部サイトより評価(リンク)
という基本的なところが大切だと思う。
Googleに限らず検索エンジンの多くは、ユーザの閲覧数まで(相対的に)把握しているように思う。今後の検索エンジン対策においては、テクニックも必要だがそれ以上に情報内容の充実に力を注ぐべきだと思う。持続的な効果を求めるのであれば。
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2007年01月11日
いよいよ9時出社
本日より全社的に朝9時出社(従来:9時30分)に変更。
いくつかある社内プロジェクトの中でも、社内プロセスの改善による効率化および標準化は重要項目だと考えている。これによって顧客企業さまに提供するサービスの品質アップや成果物のスピード化を実現していきたい。同時にスタッフの皆さんの時短を追求し仕事とプライベートのコントロールを各自ができるようにしたり、あるいは余力をそれぞれの専門分野の研究開発に費やせるようにしたい。
限られた時間をどのように使うかに関していろいろ研究したり実験したりした。その結果として、早朝の1時間は夜の業務と比較して集中力が1.5-2倍高まり効率がいいという結論がでた。
全社的に時短の取り込みは長い時間をかけて行っているが、さらなる業務時間の短縮を目指して今回9時出社とすることに。全社的な合意形成にも時間をかけた。いよいよ本日より実施することになった。
IT業界は業務時間が長いとよく言われるが、長いだけでは意味がなく、資質の高い人材が寄り付かなくなってしまっては業界の大きな損失になる。継続的改善によって、これらの汚名をぬぐいさることをまず我々自身が証明してみたい。皆さんからアイデアをいただきながら実効力のある施策をひとつひとつ実行していこうと考えている。
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2007年01月10日
DCOVモデル
昨年の11月9日、デジタルフォレスト社が開催したWeb Analyticsセミナーに参加。参加した理由は、John Quarto-von Tivadar(Future Now,Inc CTO)氏の講演タイトルに興味を持ったため。タイトルは「シックスシグマ手法による顧客志向Webサイト運営法」。
このタイトルは僕にとっても長年のテーマでもあった。しかし僕の期待した話はほとんどなく、かつシックスシグマという言葉さえ1回しか聞くことができず残念。ただ新しい情報として新鮮に感じたことがある。それはDCOVモデルの存在。
シックスシグマというとDMAICをすぐ思い出すが、DFSS(Design For Six Sigma=設計開発のためのシックスシグマ)では、DMADVモデル=Define(定義)、Measure(問題の測定)、Analysis(分析)、Design(設計)、Verify(検証)」のステップで進める方法がある。ところが、その他にDCOVモデルがあるということをはじめて知ったのだ。
DCOVモデルとは、Define(定義)、Characterize(特徴づけ)、Optimize(最適化)、Verify(検証)のステップで進める。
シックスシグマは通常古い歴史を持つ製造業が使うため、我々のような歴史がなく、かつサービス業が使うためには斬新な解釈が必要だと思っているし、それでいいと思っている。過去のデータが不足している場合や新規プロジェクトの多い我々の業界では、DMAICモデルは使いづらい場合が発生する。そのような場合DCOVモデルは非常に活用しやすいモデルだと思う。
具体的に言えば、Web構築においては、リニューアルではなく全くの新規サイト構築。継続的な更新がない映像分野の設計開発。プロジェクト期間が限定されているクリエイティブもの=FLASH関連・・・・と、いろいろ考えられる。
DCOVモデルとの出会い、とてもうれしかった。
皆さんには必要に応じて使っていただきたい。これらのモデルを我々の業界で使う場合、モデルのステップは思考プロセスだと思えばいい。
(補足-ちなみにエントリーがこの時期になってしまったのは、上記セミナー内容のメモをなくしてしまい、DCOVさえ失念してしまった、が昨日運よくメモが出てきたため。---年始早々強運。)
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2007年01月09日
目下の課題
三連休は、スキーができそうな幹部を無理やり誘って神楽ミツマタスキー場へ。残念ながら雨から吹雪まで何でもありの天候で参加の皆さんには申し訳ない状態。おまけに僕の気まぐれに賛同していただき日帰りの予定が一泊することに。
ホテル の夕食はバイキングで食べ放題。美味しい。その後幹部と2時間程度ビジネスのミーティング。最後は部屋にてビールで乾杯。僕は途中で寝てしまったが皆遅くまでおきていたようだ。翌朝は、8時には再度ゲレンデへ。昨日の巻き返し。昨日よりはコース状態がいい。
僕にとっては体重を減らすためのスキーだったがバイキングで食べ過ぎてしまう。それでも皆さんに迷惑をかけながらもスポーツをはじめたことは、僕にとっては大きな前進。あとは、酒とタバコをどこまで減らせるかが目下の課題といえる。
今年こそ、課題をしっかりクリアーしていかなければ。
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2007年01月06日
偶然と小さな未来
放送作家、小山薫堂氏の「考えないヒント」(幻冬舎新書)を拝読。面白い。ある面で勇気付けられるというか気が楽になるというか、こんな感じでビジネスをすれば楽しめるなあ、と思わせてくれる本。
「第4章-偶然力を鍛えよう」は共感する。偶然力を使うという意味では僕もその類。たまたま見たり聞いたりしたことから始まり物事がどんどん前に進んでいくパターンが多い。事実として、論理的に深く考えたところでうまくいくとは限らないし、長く考えればビジネスチャンスは着実に減っていく。
ビジネス上で「偶然」を僕風に言えば・・・
たとえば、地震でいえば本震が起こる前の前震のようなもので、「小さな未来」のようなもの。偶然を必然と考えると、より多くのアイデアがわいてきたり、リスクの予防としても使えるようだ。
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2007年01月03日
「個」の力が最大限活かせる環境
明日は仕事はじめ。
年頭の言葉として何か言わなければと思いつつ、考えがカオスの状態でまとまらない。と、思っているところに言いたいことを的確に表現しているサイト(NIKKEI NET )を発見。
神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー・平尾 誠二 氏 の「個を耀かせる指導力」と題したインタビュー記事(日本経済新聞社電子メディア局制作)。幹部の皆さんには一読を薦めます。
ミツエーリンクスはデコボコ集団でいいと思うし、そのほうが面白い。前提条件として全社共通のプロセスの標準化はより高いレベルまで持って行かなければならない。同時に、「個」の力が最大限活かせる環境こそミツエーらしさであるし、それが最大の成長戦略だと思っている。
楽しく、面白くスタートを切りたい。皆さん、本年もよろしくお願いいたします。
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2007年01月02日
再考 CSR
CSR(企業の社会的責任)に関して再考、再評価し、再度ミツエー内の位置づけを明確にしたい。
きっかけは次のとおり。
ひとつは、年末に、今後お付き合いする新規の顧客企業様が会社見学に来社された。4名来社されたが一名を除く他3名がCSR担当部門の方々であった。CSR部門は日陰のイメージがあり社内で地道な活動をしているイメージをもっていたが(実際ミツエーがそうである)、数千ページの自社サイトのリニューアルを担当したり、積極的に企業に訪問したり・・・・と驚きを隠せなかった。
さらに驚いたことに、CSR担当者いわく「CSRは企業活動そのものと考えている」と。僕の想像以上にCSRが社会や企業に浸透していることに気づいた。(ミツエーは取り組み時期は早かったが、最近遅れ気味であることを認識)
もうひとつは、最近の企業を取り巻く社会現象。数年前のように景気が悪いときは経済活性化のため寛容に見られていたが、景気が上向きバランスを取ろうとしているのか、国や社会が企業に対するプレッシャーが強くなってきているような気がしてならない。特にコンプライアンス関連や不正の摘発など・・・非常に厳しい。ブラント力のある大企業でも一発で大きなダメージになる。実際そういう企業も出てきている。
ベンチャーブームにのって甘やかされ育った我々には、そろそろ大人になれよ!と警告されているようにも感じる。
上記が、CSRの再考、再評価の直接的要因である。また自分自身の心境の変化もある。本来の僕らしい経営スタイルに戻りつつある。それは、組織運営における「マイナス側面」を低減し続ける仕組みがないと、「プラス側面」=持続的成長は難しいという考え方。さらに最近では、将来的にミツエーにとって新たなステークホルダーが出現しても、CSRを基軸にすれば対応できるという自信を部分的ながら持ち始めたのも関係している。
ゴールのないマラソンのようなプロジェクトだが、企業も社会の一員と捉えれば、当たり前のことだし、やった分だけ企業は進化していく。楽しんで取り組んでいきたい。可能であれば、ミツエー独自なものも開発していきたいと思う。
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2007年01月01日
2007年スタート
2007年がスタート。
4年ぶりに、ひとり会社で年越しとなる。4年前は、自社サイトリニューアル一ヶ月後ということもあり、メソッドコーナーの骨格作りで四苦八苦していたような記憶がある。人材に恵まれ、その後の肉付けはスタッフの皆さんにお願いしてしまった。といっても、それが非常にうまくいくパターンだと思っている。今年も同じようなことをやっている。骨格さえ作ることができればあとは皆さんにお願いするつもり・・・・ニタッ。
今年も戦略、改善、問題解決、それぞれ山済み。力を合わせてひとつひとつ課題を解決できる企業にしていきたい。今年もよろしくお願いします。