2004年12月31日
2004年、さようなら
2004年も最後の日となった。今年は人間社会に大きなインパクトを与えた年だったかも知れない。中東の悲劇はなぜここまで混迷化しなければならなかったのか? 人間がゲームの材料に使われただけで勝者なき戦いになってしまった。疑問をもつようなことがまかり通っている現実を目の当たりにすると、人間社会の難しさを実感した。反面、武力だけでは勝てない時代の到来であり、都合のよい情報だけでは「正義」という大義名分が押し通せない時代の到来を感じた。
スマトラ沖大地震は甚大な被害をもたらし、死者数は今日現在で約12万3000人になった。謹んでご冥福をお祈りしたい。大自然の力の大きさを目の当たりにすると同時に人間の無力さを実感した。反面、多くの国々が即救援に駆けつけ現地の方々と懸命に救助活動を続けている姿をみると、人間を遥かに超える大きい力によって困難に遭遇したとき、ひとは自分達の価値観の違いなど些細な問題として認識するようになり、共鳴しあい、いつでも協力しあうことが出来るということを実感した。
21世紀の情報社会は、争いにも、助け合いにも多大は影響力を持つことになるだろう。情報社会の付加価値創造企業として、これらの事実を心に刻んでおきたい。そして誠意をもって社会発展に微力を捧げ、良心を携えて企業としての夢をスタッフと共に達成して行きたいと思う。
いろいろな意味で教訓を与えてくれた2004年、さようなら。