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創業者の独り言

2007年06月26日

VOC

VOCは、「Voice of the Customer」の略であり、顧客の要求、競合他社の活動、市場の変化などを継続的に追跡する戦略を意味する。一言でいえば「顧客の見方、ニーズを反映したデータ(苦情、アンケート結果、コメント、市場調等)」のことになる。別名「顧客の声システム」と言われる場合もある。

スタッフの皆さんにいくつかツールを提供しなければならないと思っている、そのひとつにVOC「Voice of the Customer」がある。企業戦略をWeb戦略に落とし込む場合に必要なツールのひとつになるからだ。

システムは出来上がっているが、「アンケート」の作成方法や集計方法に関してもう少し研究が必要だと思っている。アンケートの結果と消費者の購買や入店を行なう要因との間に、相関関係がある場合とない場合があるからだ。アンケートの作成や集計、分析には高度な技術が必要だということは5年前に知った。

現在、この分野において世界的に高い技術とサービスを提供する英国の企業に連絡をとっている。8月にはトップの方を弊社にお招きし1~2週間、技術研修を受ける予定。もし余裕があれば顧客企業様のためにセミナーも考えている。

とにかく、ひとつひとつ本質的な技術を学び、それを連結または統合していかないと、高まり続ける顧客企業様の期待に応えていくとはできない。

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2007年06月17日

無念 無住 無相

最近読んだ書籍に「無念 無住 無相」ということばを発見。それ以来この言葉が好きになった。Webで調べてみると、禅の六祖「慧能(えのう)」(638~713)の教えだと。
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無念とは、「過去の思い出、現在の知覚、未来の期待や不安をすてよ。すべての心をすてて無心になるとき、われわれは、はじめてとらわれから自由になる」
無住とは「地位や、名誉や、女の中に、一切の存在するものの中に、心よ、住むなかれ」
無相とは「うまさや、きれいさや、醜さや、にくさにとらわれるとき、わが心は煩悩によって染められる。そのような相のとらわれから離れるとき、わが心は汚れのない清い心になる」
禅と絶対自由意志―慧能について から抜粋

僕などは、修行が足りないというんだろうか、いまだにピンチが来れば頭から湯気が出ているような気分になるし、チャンスが来れば黄色い息が出てくる。いずれも心のバランスを失うことになるので良くない。「無念 無住 無相」と心に言い聞かせると心が静まるような気分になる。僕にとっては特効薬のような言葉かもしれない。

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2007年06月17日

コメント

2006年12月31日:「インサイドアウト」というエントリーに対して、昨日、IXTYS様からとても示唆にとむ素敵なコメントをいただいた。今後の活動に影響与えそう。このエントリーにて紹介させていただきたい。少なくてもスタッフの皆さんは一読していただきたい。

IXTYS様のコメント
2006年12月31日:インサイドアウト に対して
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私が『インサイドアウト』という言葉を知ったのは三十数年前、自動車の運転技術を習っていた時です。 カーブの直前、スピードを緩め、曲がり終えたら一気に加速する。 

その後、この言葉の持つ意味が実に多岐に渡っている事を知りました。 

スポーツの世界では極意ともいわれる技術だったりします。 野球のピッチングでは『小さなテイクバックに大きなフォロースルー』を意味しています。  これは松尾芭蕉が俳諧の奥義としている『浅く入って、深く出でよ。』に通じており、相撲の極意『小さくなって飛び込み、入ったら差し手を返して大きくなる。』にも通じます。 

また、陸上競技の短距離走のスタードダッシュにも共通しています。 小さなステップを繰り返して、早くトップスピードに乗り、後は大きなストライドで一気に走り切る。 

ビジネスの世界では『段取り八分に仕事二分』と申します。 仕事を始める前に一日の工程を考えておくと、良い仕事が出来る。 これも『インサイドアウト』といえるでしょう。 こう考えていくと、多くの秘訣とか奥義といわれる事は『インサイドアウト』に根ざしているともいえるのです。
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(IXTYS様、ありがとうございました。今、組織運営の改善におきまして比較的大きなテーマに取り組んでおりまして、どのように進めるべきか苦しんでおりました。参考にさせていただきます。)

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2007年06月15日

ペルソナ

ミツエーのトピックス(トップページ)は、ペルソナ関連一色になってしまった。

○サービス「ペルソナ/シナリオ作成サービス」リリース
○コラム「ペルソナ/シナリオ法:誰のどんな経験をデザインするか?」
○ペルソナデザインコンソーシアムにディレクターとして参加
○セミナー「ユーザエクスペリエンス向上のためのペルソナデザイン」参加者募集

「ペルソナとは?」に関しては、コンソーシアムのページにわかりやすい解説がある。
Webソリューションにおいて非常に有力なツールとして今後社会に浸透していくものと推測する。コンソーシアムの活動を通して、またサービスの提供を通して社会浸透および技術向上が行なわれることだろう。期待したい。

ペルソナデザインコンソーシアム主催によるセミナーがミツエーのセミナールームで開催される。興味ある方は是非参加ください。

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2007年06月13日

アンケートにご協力を!

[業務連絡]&[協力のお願い]

ミツエーでインターン実績のあるステファン君(FHTW-Berlin=ベルリン工科経済専門大学)の同じ学校の友達、Thorsten Rothenpieler君がモバイルゲームについて卒論を書く準備をしており、リサーチのためにアンケートを実施しています。
すでにドイツと中国でアンケートを実施し、日本では100人を目標にアンケートを実施しているそうです。

我々の友達の友達ですので社内スタッフは是非協力願います。すでに日本語に訳されており、所要時間は5分ほどです。アンケートのURLは、
http://www.f4.fhtw-berlin.de/~s0511002/6semester/japan_poll_jp.html

また、このBlogの読者の皆さんの中に、協力できる方がおりましたらどうぞよろしくお願いいたします。

数日中に、本人からコメント欄に主旨の説明があると思います。なお、アンケート分析後、結果が一般公開されるかどうかに関しては、確認中ですが正式な回答を頂いておりません。あらかじめご了承ください。
ありがとうございました。

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2007年06月11日

ひとつの真実の発見は・・・

本日、米国テキサス州オースティン及びイリノイ州シカゴにスタッフを派遣。
ある技術がまったく違ったものに活用できることに気づき、もう一度本格的な研究をしていただこうと思っている。2~3年かかっても今感じているイメージを形にし、顧客企業様が喜んでいただけるようなソリューションに育てあげたい。

鉄腕アトムで有名な漫画家、手塚治氏は「ひとつの真実の発見は、同時に、新たな10個の謎が生まれる。 これは僕の持論です 」という語録を残している。最近この言葉の意味が分かるようになってきた。

ひとつのものに対して深く追求することは、結果的に広さ(あるいは多数)を追求していることと同じことだったりする。何事に対してもひとつひとつ大切にし、本質まで追求していきたいものだ。

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2007年06月10日

キャズム越え

一年前、Webサイトに「キャズム」があることを実感。2-3年前と比較すると、自社サイトのアクセス数の伸びが鈍化。「イノベーター」、「アーリー・アダプター」層をターゲットに作られているサイトなので限界があるのかなあ、と思ってみたり、コンテンツの表現を一新する必要があるのかなあ??と思ってみたり・・・。

とはいえ、本体サイト年間500ページ、サブドメインで展開しているBlog等もあわせると年間1000ページは増加し続けるミツエーサイト。簡単にリニューアルすることもできず一年近く経過してしまった。

ところで最近、変化の兆しがある。
明らかに今までと違う「層」がミツエーサイトを訪問している。「キャズム越え」を感じる。つまり「アーリー・マジョリティ」が訪問しはじめているということ = 高いアクセス増加率で推移しはじめる兆候があるということ。

結論的にいうと、Webサイトにおける「キャズム越え」は、「質と量」だけでなく、もうひとつのキーワードが必要だった。考えてみれば当たり前であったが、何事もやってみないとわからないことが多い。
サービス開発のテーマが新たにできた。研究開発には時間がかかるがいつかものにしたい。

参考: イノベーター理論

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2007年06月09日

ひとの気持ち、ひとの痛み

スタッフのお父様の葬儀に参列するために静岡に。享年61歳。故人のご冥福を心よりお祈りしたい。

帰り道、タクシーの車中で、同行したスタッフの上役であり執行役員は突然ハンカチで目頭を押さえた。しばらく涙が止まらないようだった。「彼は、お父様が長い闘病で辛かったにも関わらず、一言も僕に言わず明るく振舞っていたんです・・・」と、付け加えた。
「ひとの気持ちや、ひとの痛みが分かる」人が多く存在している。こういう素敵なスタッフと幹部がいる限り、まだまだミツエーは発展するだろうなあ、と思った。

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2007年06月07日

国民性

英語サイト(企業のグローバルサイト)の業務も年々増加している。日本語サイトのレイアウトをそのまま英語に置き換えるだけでユーザビリティ的に大丈夫なんだろうか? などと自問することがある。

タイミングよく、現在ミツエーではドイツ学生の卒論用のデータを作成している。正確にいうとミツエーとドイツのユーザビリティ専門企業が支援している。国民性や言語の違いがWebサイトの閲覧方法にどのような影響を与えるかを分析するようだ。そんなこともあって出来立てのユーザーテスト・スタジオはフル稼働。

学生の希望として分析結果は、日独同時に一般公開したいという。結果が楽しみ。

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2007年06月06日

ノルウェー

先ほど、メールが届いた。
「おつかれさまです。○○です。無事skienのホテルに到着しました。空港からskienまで3時間半電車に乗り、フライトから19時間の移動でしたが、ノルウェーの自然の美しさに疲れはそれほどありません。明日からのカンファレンス、実りあるものにしたいと思います。」

前回の海外出張は、寝坊してタクシーを使ったはいいが渋滞に巻き込まれ、フライトに遅れ出国できなかったが、今回は改善されているようだ。まずは良かった。・・・・お土産(ネタ)忘れないでね。

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2007年06月05日

ユーザーテスト・スタジオ

やっと完成。ユーザーテスト・スタジオ!
この分野は何と言ってもドイツと思って、3月にはベルリンのユーザビリティ専門企業を訪問。いろいろ設備等を拝見し、参考にしながらつくったもの。
アイトラッキング分析を行うための環境としては、満足のいくものができた。これで「事実に基づくソリューション」にまた一歩近づく。大型の窓はマジックミラー。その奥が被験者用ルーム。サイト構築プロセスに活用するほか、リニューアル前の現状把握。さらに貸しスタジオとして顧客企業様に活用していただこうと考えている。ペルソナ等の研究も進んでいるのでさらにレベルの高いサービスが将来的に可能かと期待している。
その他、デザイナー諸君も自分のデザインのチェックに活用できるように設備を開放したい。
みなさん。有効利用してください!
IMG_010411.jpg

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2007年06月02日

歓迎

Georgetown Universityは、米国、ワシントンD.C.の近郊、ジョージタウンに位置する私立大学。そこの学生が日本を勉強したいということで2ヶ月ほど日本に滞在。ミツエーのあるサービス分野に興味があるという。本人の希望により環境を用意することに。あまり勉強にならなかったら申し訳ないなあ、などと少し心配しているわけだが、昨日、挨拶に来社されたという報告を受けた。彼女は4日からしばらくの間スタッフと机を並べることに。少しでも日本や日本文化を好きになっていただければうれしいし、ミツエーのスタッフのことも好きになっていただければさらにうれしい。
歓迎します。日本を楽しんでください、ね。

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