ミツエーリンクス

創業者の独り言

2005年11月29日

Yahooからの流入

10月から、Yahoo検索はウェブサーチに変わったのは誰もが知っていること。この変化に伴う増加率の予測を変直前におこなっていた。ディレクターと昼食代を賭けていたが、幸い僕に軍配が上がったようだ。

身近な例として、ミツエーサイトの場合、特別なSEO対策は行っておらず、検索エンジンにやさしいサイト設計を行っている程度。サイト設計時に基本的なルールを決めておき、そのルールに従ってページを追加していけばだれもがSEOのプロになれる。あまり小細工を使っても検索アルゴリズムは常に変化するし、何よりも文脈(コンテキスト)なきSEO対策では、ビジネス効果は期待できない。

ミツエーの場合、BtoBのサイトなのでポータルのように訪問者が多いわけではないが、Yahooの検索システムの変化によるYahoo経由の流入は、11月末現在で、月間増加分+1万5000人だった。サイト全訪問者に対する貢献度は6%弱。まずまずと言ったところ。

時系列から予測すると、さらに増加傾向にある。Googleからの流入も増加傾向にあることから、インターネットの使用者が裾野まで広がって、生活の一部として活用され始めている傾向が伺われる。本当のビジネスはこれからだと改めて思った。

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2005年11月29日

ミニパーティ

ミツエーのような業界は、人を育てることと企業を発展させることは同義語に近い。ビジネスモデルが大切だとは言われるが、なんだかんだと言っても、これ以上のものなどあろうはずがない。その前提条件という意味で、スタッフの体調管理に関して非常に気を使う。

毎月OHSAS18001の定義に基づき、ストレスチェックを全スタッフ対象に行っている。ここ2-3ヵ月のデータを拝見するとやや上昇の傾向にある。春先の繁忙期より業務的には軽減されているはずだが、持続的な忙しさと、新人諸君の増加等も加味した結果ではなかろうか推測する。

仕事以外のコミュニケーションや息抜きを提供する環境が必要かと思い、今週から毎週水曜日、6時30分から7時30に行われる週間テックセミナーの後に、セミナールームを開放してドリンクとつまみを用意、簡単なミニパーティを実施することにした。

参加希望者は気兼ねなくどうぞ。幹部の皆さんにはスタッフとコミュニケーションを取るよい機会だと思う。有効利用して欲しい。3ヵ月ほど実施して好評であれば継続したい。

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2005年11月28日

事故は防げるか?

15年以上経営をやっていると、一通りの事故は経験している。その都度、どうして防ぐことができなかったか?と後悔したものだ。

5-6年前、1:29:300の法則(ハインリッヒの法則)に興味をもった。米国のハインリッヒ氏が労働災害の発生確率を分析したものでそれによると1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏にはケガはないがひやっとした300件の体験があるというもの。
同じように、ビジネスにおける失敗発生率としても活用されており、例えば1件の大失敗の裏には29件の顧客から寄せられたクレーム、苦情で明らかになった失敗がある。さらにその裏には、300件の社員が「しまった」と思っているが外部の苦情がないため見逃しているケース、つまり認識された潜在的失敗が必ず存在する・・と。

大きな事故には「突然はない」ことは経験則で分かる。「これを放置すれば大きな事故に繋がる」というような小さな事象をこまめに吸い上げて予めできることろから準備しておくことが何よりも重要なのだろう。

国際規格ISO10002を導入してみたり、WebサイトでもVOCダイレクトなるものを設置している。些細な活動ではあるが、救われたことはいくつもある。

ところで、マンション等の耐震強度偽装問題。ハインリッヒの法則が当てはまらないことを願いたい。

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2005年11月25日

Visualsorter

リッチコンテンツ系のグループが、Flashテクノロジーを使用したVisualsorter(ビジュアル・ソータ)というサービスをパッケージ化し、リリースをかけた。

一言でいえば、「ビジュアル・商品検索ツール」ということになるだろうか。マーケティング系のサービスは説明してもなかなか分かり難いが、ビジュアル系は一目ですべてが理解できるところがすばらしいといつも思う。

化粧品やお酒などの商品リストから、自分にあった商品を検索する時などには非常にいいサービスだと思う。ECに連動しても面白い。使い道はいろいろあると思う。顧客企業様に満足していただけるようアイデアを膨らませて頂きたい。

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2005年11月23日

エチオピア

知人の紹介で、エチオピア人のマラソンランナーを育てている方を紹介して頂いた。さらに最近NPOを立ち上げてもいる。エチオピアの子どもを救うということがNPOの主旨。

僕にとってエチオピアというと、「裸足のアベベ」で有名なマラソンランナー、アベベ・ビキラ氏しか知らない。
代表の大隈さんは、一人で何度もエチオピアを訪問している。孤児院の様子や子ども達の様子を写真で見せていただいた。TVや新聞ではたまに様子を伺うことができるが、生の写真を見せていただき、実際現地を訪問している方の生の声を聞くと深く興味を持つ。
大隈さんは、「災害で大変な国には多くの人々が手を差し伸べますが、災害がないのに貧しい国はだれが手を差し伸べるのだろう?」とおっしゃっておられた。

スタッフには、勉強のためには世界どこでも行って来なさい。と、よく檄を飛ばすが、エチオピアに行って来なさいとは言った事がない。

理由はうまく表現できないが、僕達にとって重要な意味があるように感じた。もう少し研究させて頂いて、僕達らしい「何か」を発見し、僕達らしい「体」使った行動をしてみたい。

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2005年11月22日

AISASとAIDMA

西新宿に引っ越す前は、家から会社まで2分だったので出社は随分楽だったが、最近なかなか思うような時間に出社できない。おかげでBlogの休みも多くなった。

本日、久々に朝5時30分に出社すると、企画スタッフが一人残って提案書を作成していた。「お疲れ様!」と声をかけると、下記のような答えがかえってきた。
「実は、AIDMAではなく、AISASを使ってみようと思い踏ん張っているんですが、なかなか思うように行かなくて・・・・」。積極的に新しいものに挑戦していて立派だと思う。

彼はどこに詰まっていたのだろうか? 僕なりに判断すると下記のようになる。

AISASは、ネット時代の消費者の購買(+行動)プロセスをうまく表現したものだが、サイト設計で使用すると、Search(検索)・ Share(意見共有)で詰まってしまう。特定のサイト外の行動である場合が多くコントロールできない。

サイト設計に活用するのであれば、消費者の購買(+心理)プロセスにおもむきがあるAIDMAを活用した方が構築しやすい。

その場合、AIDMAのInterest(関心)→ Desire(欲求)の心理段階で、AISASでいうところのSearch(検索)という行動にでるので、SEOやSEM等の施策を行っておく必要があるという意味に捉える。また、AIDMAのMemory(記憶)というのは、疑似体験やより広い情報を元に確信するという意味もあり、AISASでいうところのShare(意見共有)に近い。したがって、例えばBlogに含まれるRss、コメント、トラックバック等をうまく活用する方法や、よりバイラルマーケティング的な施策も必要だと考えてもいい。第三者の声や使用時のエピソード等も有効だと考えてもいい・・・・等々。

2:8の法則ロングテールの関係もそうだが、最近新しいキーワードが出ると今までのものをすぐ否定したり古いものだと考える傾向があり少し残念だ。どのキーワードも視点や範囲があったりするもので、すべてが変わったということではない。新旧のキーワードをそれぞれの局面でうまく使うとよりアイデアが膨らむように思う。

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2005年11月21日

チームビルディング

身内しか分からないエントリーだが、本日、FFS理論を使ったチームビルディングの手法に関してその調査結果をコンサルティング会社より頂いた。

FFS理論は、最適組織編成を構築するために、メンバー個々の個性を5因子(凝縮性・受容性・弁別性・拡散性・保全性)とストレスで計量化し、
1.チームとしての組織特性
2.チームとしての人材タイプ分析
3.チームとしての関係性
を分析し、最適化の導く手法。非常に勉強になった。今後の参考にしたい。

新鮮だったものにチーム編成法がある。
1.タスクフォース(単位、目標限定のプロジェクト)
2.ラインチーム(長期天候型、上下関係、役割が明確な場合に有効)
3.スタッフチーム(長期天候型、フラットな運系の場合に有効)

さらに最近こんなものがあると言われたのが・・
4.ユニット型(6角形のユニットが放射状に拡大していくような組織図だった・・僕の感想)

何が新鮮だったかというと、僕達が日頃活用している、
1.プロジェクト組織
2.ヒエラルキー組織
3.マトリックス組織
さらに最近言いはじめている
4.細胞分裂型組織拡大方式

の考え方に非常に似ているという点。そんなわけで非常に理解しやすい分析結果であった。
ちなみに、僕なりに感じたこと。一般的に1.タスクフォースではじめたチームがうまくいった場合、人数が増えて2.ラインチームになる可能性が大きいわけだが、そのときに問題が起こりやすい傾向にある。これは、元々求められるミッションが違うにも関わらず同じスタイルで拡大しようとするから無理があるのではないかと深読みしてしまった。

僕流に思うに、2-3名ではじめたプロジェクトが将来的に10名以上になり、継続性が必要になる場合、あらかじめ、プロジェクトの期間または、人数を決めておき、その時期あるいは、人数になった時に、ミッションの変更や適切な人材をチームに送り込む仕掛けをあらかじめ定義し、宣言し、合意を取っておく必要があると思った。

何れにしてもいろいろ研究し、拡大および多様化しても皆さんがいきいき業務ができる環境を!と思っている。

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2005年11月18日

忍耐

社会の景気が上昇していることもあり、我々の分野はどこも忙しいと思う。幸い僕は人材に恵まれ、皆さんが組織をうまくまわしてくれるので自分自身はきりきり舞いで業務を行っているという訳ではない。

日頃、社会からの評価と組織の力に大きなギャップが起こらないように気を使っている。つまりイメージ先行は好まない。しかし最近、社会や顧客企業様からの期待値が高くなり、その期待値に組織として応えきれているのか??と自問すると頭が痛い。

特に特定のグループが持っている高い技術を社内全体に浸透させることの難しさを痛感している。浸透できなければサービスにばらつき発生し、品質に影響が出てしまう。浸透を早めるためには文化を形成する必要性があるが、その文化形成に非常に時間がかかってしまう。

「忍耐」という言葉は今風ではないが、組織浸透には忍耐が必要だということか。ちなみに、このような気持になった時は大野耐一氏の大野語録が気持を救ってくれる。

「真の理解を得るためには時間がかかる。辛抱強く事に当たらなければならない」

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2005年11月16日

にぎやかになって来た

にぎやかになって来た。Web2.0 、Google Analytics・・・何れも次世代フレームワークを示唆しているようだ。
Web2.0は定義するにはまだ尚早であるという認識が根強いが、定義にこだわり過ぎないようにして、それぞれ自分達のビジネスドメインに置き換えて解釈してみても面白い。
Google Analyticsは、調査というか、パフォーマンスをチェックさせて頂いている段階なのでなんとも言えないが、こういうものが出てくるとパッケージソフトや今後のサービスのあり方に関して考えてしまう。

何れにしても面白い時代がまたやってきた。皆で楽しく、新しい時代の中に突入していきたい。

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2005年11月13日

はじめてのインターネット

どの家庭でもインターネット環境はある時代だが、非常に身近なところで、まだのところがある。それは我が家。2-3日前にYahooBBのロゴがはいった紙袋を発見、もしやと思っていたが、週末パソコンが家庭に送られてきた。

小学3年生の長女が学校でインターネットをやっているらしく家庭にも必要だとママは思ったらしい。

「パパ教えて」と言われたが、「自分で勉強しながらやりなさい」と冷たくあしらっていると、数時間でインターネットに接続できる環境が出来上がったようだ。10年前と比べると簡単に接続環境を作ることができる時代だなあ、と感心した。

しばらくすると、子供達は、覚束ない指使いで検索エンジンを使いはじめた。「犬」「ゲーム」などというキーワードを入れて楽しんでいる。ママは、「ラルフローレン」等ファッションに興味があるようだ。

家族の様子を見ていると、非常に楽しい気分になった。普通はこのようにインターネットを使用しているのかと勉強になった。使い手の立場で考えていると思っていたが、実際は作り手の立場だったなあ、と反省してしまった。

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2005年11月11日

非営利団体向け寄付、税優遇拡大

政府はボランティア活動などを行う非営利団体向け寄付金の優遇税制を2段階で拡大する方針を固たようだ。目的は、「民間が担う公共サービス」への資金の流れを促し、「小さな政府」の実現につなげるという。nikkei net
今後いろいろな組織ができそうだ。

ところで、非営利団体とはなにものなのだろうか? NPOとも言われ、ボランティア活動を行う法人組織で、「営利を目的としない組織」ということになる。

我々がひとつ覚えておかなければならないことは、「営利」の意味。一般的に「金銭的な利益を得ようとすること」を意味するが、「株式会社は営利法人である」というような場合、正確には「対外活動によって得た利益を構成員に分配する」という意味になる。「営利」とは「利益の分配」を意味している。

非営利団体(NPO)も同じように考えると、極端に言えば、利益を出してもよく、かつ「利益を分配しなくてもよい」組織という意味になる。

どんなよい仕組みでも、使い方を間違えるととんでもないことなる。本来の目的である、社会的な使命(ミッション)の実現を目指して活動する組織が多く生まれることに期待したい。

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2005年11月08日

「AISAS」 購買プロセスモデル

中堅のディレクターから、「高橋さん、AIDMAから、AISASに変えましょう」と突然言われた。実は、AISASに関しては同日の午前中に情報提供してくれたスタッフがおり、知っていた。

消費者購買プロセスモデルのひとつであるAIDMAは、Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)の頭文字を取ったもので、アメリカのローランド・ホールが提唱したもの。

AISASは、電通が提唱するネット時代の消費者購買プロセスモデル。Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(行動)→ Share(意見共有) という風なプロセスになるという。

非常に納得できるモデルだと感心した。というよりも現状をドンずばり言い当てている。
Desire(欲求)→ Search(検索)になり、Memory(記憶)が省略されて購入後は Share(意見共有)という考え方を取り入れると今までとは違ったアイデアが湧き出る。我々のようなソリューションを提供する側としてはより大掛かりな施策がのぞまれる。
トライトライ!

参考URL 実践ビジネス発想法

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2005年11月07日

講演

本日、幹部のひとりが講演のため石川県に出かけた。内容を確認したところ、

講演名:人と企業の活力化フォーラム
(持続成長への確かな一歩~魅力あふれる組織づくり~)
主催者:財団法人中部生産性本部

一言でいうとCSR(企業の社会的責任)関連の講演。僕の本心としては、このような立派なところでスタッフが講演できるような組織になっているとは思えないが、主催者側の強い要望があり派遣することに。不完全な企業にこうしたチャンスを頂き感謝している。

いろいろ勉強してきて欲しい。

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2005年11月05日

インターン

インターンとは在学中に 社会へ出て企業で実際の仕事を体験する擬似社会体験のようなものか。
ミツエーは、いままでインターンを受け入れていないが、先日北欧スウェーディンの学生から4ヶ月間のインターンを希望するというメールを頂いた。どのような情報を元に連絡をとってきているのかさっぱり分からない。検討の結果、何がやりたいのかしっかり聞いた上で、それが達成できる環境がミツエーにあれば受け入れようということになった。

企業とって営利性の追求は必要不可欠だが、そこに生きがいを感じ、夢をもち、生活を支えている人達の集まりでもある。世界の国々に日本を理解していただき、我々もその国々を理解しようという環境は、新たな発想や実りある人生の起点になるだろう。

現在、外国国籍のスタッフは3名いるが、これを機会に、海外からのインターンを受け入れる環境を充実させようと思う。

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2005年11月02日

アクセシブルとユーザビリティ

ユーザビリティの専門家Tさんと会食する機会があった。社内でも専門部隊がいるので聞けば済みそうなものだが、専門的に成りすぎるとかえって簡単に説明できなくなることもある。

Tさんに「アクセシブルとユーザビリティの違いを一言でいうと・・・」と質問すると、「民家に例えれば、玄関ドアを締めてしまい人が入ることができない状態をアクセシブルで無いといい、玄関から入ることはできるが生活する上で使いづらいものをユーザビリティが欠けている・・と考えればいい」とおっしゃっていた。

なるほど!簡単だ。Webの世界でも、それぞれ専門的になり日頃携わっていない方には言葉が通じないことある。難しいことでも誰もが理解できる言葉に置き換えて説明できてはじめてプロといえるのだろう。いろいろな意味で勉強になった。

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