ミツエーリンクス

創業者の独り言

2006年05月27日

技術立国

「御手洗経団連」が発足し、「技術立国で持続成長へ 」というメッセージを出したというニュースに目がとまった。
いいメッセージだなあ、と感心。考えてみれば、今も昔も技術を磨くことに執念のない企業に持続的成長した企業があっただろうか? 

会長の御手洗氏は1995年にキヤノン社長に就き、液晶ディスプレー事業からの撤退など経営改革を断行。徹底した成果主義の賃金体系を導入する一方で、日本型の終身雇用を両立し、「人を大切にする」という経営理念を貫き、同社を世界的な超優良企業に育て上げた。 (フジサンケイ ビジネスアイ 引用)という。

なるほどすばらしい。スタッフの報告によると、お付き合いすると本当にすばらしい企業であることが分かるという。また、ご担当していていただいている方も皆さんすばらしい、と。

これを機会に、僕もいろいろな意味で勉強させていただきたいと思う。

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2006年05月26日

新しい芽

新しい芽がひとつひとつ。
昨日は、中国地方に出張。クリエイティブ系の新会社の登記が済み、お祝いに駆けつけた。周辺にすばらしい仲間が多く何も心配することはないようだ。
ミツエーとしては仲間が増えてうれしい。事務所は知り合いの事務所の一角を間借りすることからスタートするようだ。それでいいと思う。「小さく産んで大きく育てる」がビジネスの原則だと思っている。「僕が始めたときは、畳の部屋だったが、しっかりした事務所でうらやましいよ」っと、お祝いの言葉を述べた。

一昨日は、あるニュースを読んで、「来た!」と思った。財務担当に何日で新会社の登記ができるかを確認。技術部門には、「この流れは、3年前から待っていた。即、行動を起こしたい。」と告げた。言葉が不足していたらしくうまく説明できていないなあ、と反省したが、しかし、翌日には、一週間以内に実験としてサンプルを作ってみることにする、といってくれた。社長は代理店経験者がいいと思い、適任と思われる人材に打診すると、「分かりました」といい返事を頂いた。
「もちろん兼務だよ」と告げると、「誰か部下をつけてくれますか?」と質問がきたので、「それは自分で探してね」と間髪入れないで返答。

相変わらずでごめん。しかし、無から有を産む訓練もそろそろ始めていただかないことには、今後の計画が立たない。いろいろな意味の「新しい芽」。それぞれ楽しんで育ててほしい。

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2006年05月24日

熱き心

「熱き心だぜ!」と喚いてしまったのは、出張中に幹部とパリのルーブル美術館と訪れたときのこと。同行した幹部はクリエイティブ関連なので興味があると思うが、美術など見ても「どうもわからん」と思う僕にとってはとりあえず訪問してみるか、という程度の感覚。

ところが、ドゥノン翼のモナ・リザの部屋近くにある、「ギャルリー・モリアン」「ダリューの間」あたりになると絵画に釘付けになってしまった。「どうしてこんな絵が描けるの??」とまず疑問、また「絵画が自分に迫ってくるこの感覚は一体なんなんだ??」と。

本物以上のリアリティ、時間を止めてその瞬間を額縁に閉じ込めてしまったような躍動感・・・・・美術館をまわりながら、感じた疑問を自分自身に問い詰めてみた。

「これは技術では無い!」と結論づけた。少なくても技術だけでは表現できない領域だと感じた。作者には大きなミッションが課せられて、それに応えなければならないという思いと、それに応えたいという思いが重なり、その高いエネルギーが生み出したものであろう、と。

で、一言で表現して「熱き心だぜ!」となってしまった。
我々のビジネスでも同じことが言えるなあ、と大変勉強になった。

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2006年05月21日

エジンバラ

昨日からスコットランドはエジンバラに。当地で国際的な会議が本日から開催される予定で、直接エジンバラに来た別のグループと合流。
ホテルに若い団体グループが滞在していたらしく、隣の部屋がにぎやかで何度起こされたことか。これもいい思い出。
本日は、スタッフが参加する会議の様子を少し拝見し、(折角来たので)市内観光する予定。気候は日本で言うと11月後半、ちょっと寒い。僕は本日夕方日本にむけて出国する。

東京事務所から来るメールをみながら、いいことも悪いことも日々動いているなあ、と思う。

年を重ねるほど、会社の規模が変化するほど、いろいろ考えなければならないことがどんどん増えてくる。もう少ししっかりしなければと自分自身に思う。

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2006年05月19日

パリ

担当のパスポートの更新手続きが間に合わなくて、土壇場で代理として昨日からフランスはパリにいる、という・・・なんともミツエーらしいエピソード。(高橋さん、行っていいですよ!とわざと譲ってくれたのかもしれない・・・であれば余計な気を使わせてしまった)

今日は、高速新幹線ユーロスターで全長40キロのドーバー海峡を渡り、ロンドンに。さらに翌日はエジンバラへと。(はじめから僕が参加することを知っていれば、もっと余裕の日程にしたと思う・・・・相変わらず過激なスケジュール)

それでも、パリの町並みを見ながら同行しているクリエイティブ部門の幹部と、今後のクリエイティブの方向性や、社内にいるクリエイティブ部門のスタッフの皆さんにどのような環境や刺激を提供していったらいいかについて語り合う機会をもてたのは、とても有意義であった。

将来、ヨーロッパのある国に、クリエイティブ部門のスタッフのために、「デザインセンター」を作りたいと思っている。教育とは「環境と刺激」だ、というミツエーのスタンスを、言葉だけではなく、行動をもって形にしていきたい。

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2006年05月17日

Flash Video CM

新サービスの「Flash Video CM」。どの程度の効果が期待できるか?自社サイトで実験及び測定することになっている。速報で、ターゲットページへの誘導は「1.8倍」増加と担当から報告を受けた。

「まずまずの滑り出し。使える!」

インフラ環境も十分整ってきている。ポータルサイトにおける既存映像の2次使用的な考え方だけではなく、一般企業サイトにおいてもオリジナル映像を手軽に活用できる環境を提供し、企業のマーケティング活動における映像コンテンツの可能性を高めていきたい。

我々としては、Web構築企業らしい切り口で、内容も、切り口もどんどん進化させていきたい。

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2006年05月13日

エチオピア 5年プロジェクト

自社サイト内の「ミツエーリンクスVideocasting」コーナにおいて、「Growing Up Together ~ 訪エチオピア」がエントリーされた。「ミツエーリンクス エチオピア 5年プロジェクト」が始まる。

今回のテーマであるGrowing Up Together(一緒に成長しよう)が、エチオピアの孤児院の子供達だけでなく、ミツエースタッフに対して、そして社会に対して・・・・
同じメッセージを伝えることができるか? やってみなければわからないが挑戦してみよう。
p.s.
パソコンからのダウンロードは「Download for PC」をクリックしていただきたい。

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2006年05月11日

メディアミックス

メディアミックスだぜ! などというと古いことばになってしまって、若い世代には笑われてしまうかもしれない。しかしこの手法そのものは、時代の中で生まれるツールの移り代わりによって、古い時代から出たり引っ込んだりしているように思う。(○○と○○の融合などと最近は言われるようだが・・・)

最近大手ポータルにおいて動画を取り入れたバナーが見受けられるようになった。音声の出力も選択できる。「・・・なかなかいい流れを作ってくれているゾ」などと独り言をこぼしている自分がいた。
ところで、自宅でテレビを見ているとそのポータルでみた動画バナーと同じCMをやっているではないか!そのときの感想が非常に面白い。はじめて見るCMではあったが非常に親近感を感じた。

このような傾向は、人の出会いでもある。ある場所で出会った人が、違う場所で偶然であったりするとほとんど話したことのない人でも、何か親近感を感じるものだ。・・・・テレビで見たCMはこれと同じ感覚。

これらの動きはインフラ環境が整った今だからできる切り口の新しいメディアミックスの手法には違いないが、マーケティング的には「機会の増大、信頼の増大」につながる可能性が高まり、市場浸透が早まる。今後広がりを見せるだろう。
ポータルだけではもったいないなあ、と思う。担当部門に相談すると、通常の企業サイトでも工夫すれば同じような効果を導きだせる仕掛けが可能だという。早速サンプルを作っていただいた。なるほど、なかなかいい感触。スタッフの努力によって近々リリースがかかると思う。楽しみ。

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2006年05月10日

辻さん登場

ミツエーのアクセシビリティBlogについに、弊社が誇る全盲のアクセシビリティ・エンジニアである辻さんも参戦、エントリーを開始してくれた。今後は中村さんと2名体制になる。健常者では気づくことができない視点も多く刺激的。今後が楽しみ。

先日、辻さんと雑談しているとき、このようにおっしゃっておられた。
「最近、アクセシビリティを謳う企業も増えてきてうれしいことですが、アクセシビリティがファッション化してしまって、それを必要としているハンディーをお持ちの方の視点で物事を考えて実行しているのか、疑問を持つことがあります」

本当に必要としている方々にとっては、Webアクセシビリティもまだまだなんだなあと感じた。現在、アクセシビリティ関連の研究者も徐々に増やしているし、Web標準グループとの連携も開始、また構築グループとはプロセス改善の動きも活発化している。

我々は、辻さんをはじめハンディキャップをお持ちの多くの方に、「よい時代になりました」といわれるように我々のWeb技術にさらに磨きをかけていかなければならない。

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2006年05月09日

人間ドック

人生を振り返れば、乱暴な生き方だったし、もちろん生活も乱暴だったような気がする。そんな人間が人間ドックに行けと言われれば誰もがビビる。
体調が悪くても「寝れば直る」くらいの感覚で生きてきたので、このような行事があるとへこむ。かなりやばいだろうなあ・・・・と、覚悟を決め、諦観に近い思いで指定の施設に出向いた。

親に感謝しなければならないとはこのことだ。なんという丈夫な体に出来上がっているのだろう。ちょっと体重オーバーだが、生きる上での支障箇所はほとんどなかった。

「まだ、活かしてやる。人や企業を育て、社会に何らかの形で貢献しなさい」と神様に言われたような気分になった。

「自分のために生きる」という考え方も大きなパワーになるが、「活かされている自分がいる」という認識はさらに大きなパワーを与えてくれる、と感じた一日だった。

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2006年05月08日

やかんの水を沸かすごとく

自社で行うセミナー(Ajax活用セミナー)を顧客企業様にメールでご案内すると、3時間も経過しない間に満席に成り、追加セミナーを行ってもまだ席数は不足する事態に。
ミツエーが企画するセミナーは2年半前から毎月行っている。当初の担当であったMさんは、産休で1年間の休暇を取り先月から復帰したばかり。また、担当して頂く。「さすが、Mさん。盛況だね」と声をかけるとはじめた当時の苦労話に花が咲いた。
「びっくりですね。本当に、続けるって大切なことなんですね」とお言葉を頂いた。はじめを切り開くのは何事も苦労するが、いつか効果が上がったときは喜びも倍増する。

さらに、社内スタッフのために行うセミナー(週間テックセミナー)も担当して頂くがそれに関しても言及してくれた。「3年前では信じられない光景です。当時、内容は決まらないし講師も決まらない。決まっても集まらないし・・・。今はすごいですね。毎週きちっと行っているし、集まりもいい。信じられません。習慣って恐ろしいですね。」

確かに。

はじめは、効果につながるような変化はなくても継続的に実施し、ひとつひとつ改善し、習慣化すれば、効果は出始める。効果が出始めれば、さほど努力しなくても、効果は持続しつづける。なんか、「やかんの水を沸かすごとく」だなあ、と思った。

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2006年05月06日

Freestyle

事務所の共有スペースの自動販売機で「Freestyle」(注)という新しいドリンクを発見。アルミ製のボトルであったが、キャップの直径が3cmほどあり、飲み口が大きい。こんなに大きくなくてもいいのになあと思いながら・・・飲んでみるとなかなかいける。僕的には久々のヒット。
休暇中、自宅の1Fにあるコンビニで同じドリンクを購入。今度は、ペットボトルタイプ。飲み口の大きさも2cm程度の通常サイズ。
当然同じ味の筈だが、違った飲み物のように感じた。うまい!という感覚もよみがえることはなかった。よくよく考えてみると、飲み口の大きさによって口の中に注がれるドリンクの量や、唇がドリンクの器に接する感触の違いが、(内容は同じでも)違った味に感じたのではないかと推測。

クリエイティブの世界でも同じようなことがいえるのではないか? 内容はほとんど一緒でも、切り口や見せ方を誤ると折角作った内容(コンテンツ)も台無しになることがある。特に最初の15秒が大切だとは「真実の瞬間(Moments Of Truth)」を提唱した、ヤン・カールソン(スカンジナビア航空元CEO)も言っているとおり、はじめの印象は、その後も影響与え続けると思ったほうがよさそうだ。

特にFlash部門や動画関連部門の皆さんは、「最初の15秒の出来栄えは、全体の8割の出来栄えを決定する」くらいの気持ちで一度取り組んでみても面白い。もしかしたら新たな発見に遭遇するかも知れない。

(注)「Freestyle」は日本コカコーラの商品です。

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2006年05月05日

ゴールディンウイーク

ゴールディンウイーク、久しぶりに帰郷した。帰りは埼玉に甥の就職相談のため立ち寄った。甥のH君は大学院で物理を勉強したようだ。相談内容としては「2社内定頂いている企業があるらしいが、100%一社に絞り込むほど自信がない。決断しかねる」という。随分贅沢な相談。仕方がないので、こう答えた。「大変いい経験だね。大いに悩んで決めたらいいよ。一般的に、決断する局面というのは、50%対50%や51%対49%のときが多いね。どちらがよいかなど誰もわからない。それでも決めなければならないから決断というんだよ」と。
決断のプロセスとしては、「片方を選ぶ」というよりも、「一方の可能性を断ち切り捨てる」が正しいと僕は思っている。ひとつを選べば、もう一方がお名残多い。しかし、一方を断ち切ってしまえば、すでにひとつしか残っていない。つまり、「100%絞り込む」ことができる。選択枝がなくなれば、迷いがなくなる。迷いがなくなれば何事にも専念できる。専念できる環境こそ大切だと思う。

自分にとって都合の良い「環境や刺激」を提供してくれる企業など多く存在していないだろう。そのような他力本願では将来が心配。それよりも、どんな環境であったとしてもその環境を楽しみ、自らの力で人生を切り開こうとする精神こそ幸福や成功の一歩となるのではなかろうか? 立派な社会人になって頂きたいと願っている。

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2006年05月02日

インターン

よくわかりません、というか最近どうもおかしい。
今度は、ドイツはベルリン在住の学生から、ミツエーにインターン希望のメールが。なんですき好んでわざわざ弊社を?? 

直近では、スウェーデン学生、マティアス君がインターン期間を終了し4月30日で帰国した。日本が好きでミツエーが好きになって帰国して頂いたようでホットした。帰ったら日本語学校に通いさらに日本語を勉強したいと言っていたらしい。うれしい。

ところで本日のメール、
ドイツのベルリンはとても素敵な町。昔、ニーナさんというテレビ局の東欧支局に勤務している方に随分お世話になったことがある。そんなこともあってか「OKのメールを!」などと言ってしまった。

僕が外国人のインターン希望者を受け入れようとしている最大理由は、スタッフが海外や外国人に対する最大の「壁」は、言葉の壁ではなく、心の壁であり、それを取り除けば、すべての人と友達になれると思うから。

と、いうことで、ドイツの友達。受け入れます。

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2006年05月01日

5月の風

昨日は、気持ちのいい風が吹いていて5月だなあ、と感じる一日だった。こういう日はベランダでぼけ~としているのが一番いい。ゴールディンウィークは、一日実家に帰る予定のほかは会社かな。皆さんがおやすみの間に今後のことを少し整理しておこうと思う。

半年前から地方との連携を模索してきたが、今月やっと第一歩を踏み出せそう。受け皿になる子会社も予め作ってある。そこを経由して相互支援を行うスタイルにしたいと思っている。地方との連携の一歩は地方で活躍する優秀な人材と一緒にミツエーの関連会社を地方に作る方法をとったが・・・今後資本関係にはあまりこだわらない。お互いが人的、技術的側面で協力し合い、末永く付き合っていければいい。

新しいことは「小さく産んで大きく育てる」というスタンスが好きだ。うまく育っていただければ、今後水平展開していける。中旬には登記も完了するため現地に伺う予定になっている。いろいろな意味で楽しみ。

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