2004年12月09日
美意識とWebサイト
商品の機能に特に不満がないのにどうも好きになれないものがある。ブランドには機能、品質は当然保たれていなければならないが、それを超えた暗黙的な情緒や心情に根ざした価値、美意識や美学に関わる価値があり、実はその部分が重要だったりする。この美意識、美学は個人的なものからその国のある世代に共通したもの、グローバルなものまで多種多様なものが多層的に重なり合っている。
ほんの一握りのポータルサイトは力任せにいろいろなことが出来るし、個人サイトは逆に価値観や心情を自由に表現可能だといえる。そういう意味から考えると一般的な企業サイトは制約条件や前提条件が多く、中途半端になりやすい傾向にあるといっても過言ではない。
なぜ抜けきれないかといえば、そのひとつとして、プロモーションと言えばマスメディアという固定概念があり、実際の可能性と心の概念にギャップが生じているという側面がありそうだし、ベストプラクティスがなかなか表面に出てこないということも一歩踏み込めない要因といえるだろう。インターネットが日本に上陸してから既に10年以上が過ぎている。それ以前の時代は不可能だった企業(商品)表現が可能な時代といえる。
Web技術は今日も進化しつづけている。ツールも十分にある。問題は使いこなせないことではなく、心の障壁。この障壁をを取り除く方法は、我々が一社でも多くの企業様を成功に導き、ベストプラクティスを提供しつづけることだと認識している。