2004年08月29日
文化的複製子「ミーム」
藤田氏のコラムを読んで、はじめて「ミーム」という言葉を知った。興味を持って調べてみた。この辺が参考になった。何かこみ上げてくるものを感じた。
いくつになっても人間社会を把握することはなかなか難しいものだ。ところが文化的複製子「ミーム」という考え方で社会を見直すと、全体が分かった気になってしまう。
○親と子
○男と女
○上司と部下
○対立と協調
○戦争と平和
○政治と宗教
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↑ 一見、対峙することが実は同じミームの仕業のように感じてしまう。ミームは人間ではコントロールできない遺伝子のようなもの。人間(生物)を支配している根源的なものといえるものかもしれない。それは、すべての事象は「模倣」する能力を身に付けて「複製」して・・「進化」によってさらに複製しつづけようとする「ミーム」の仕業ということ。
○企業活動における「やったもの勝ち型」と「社会貢献型」
○マーケティングやブランディングのさまざまな方法論
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↑ 新しい自己複製子(文化的複製子)ミームを念頭に考えれば、実は同じことをやっているように思う。進化によってツールを変え、環境によって方法論を変えているだけで。
ミームはリチャード・ドーキンス氏による生物学の学説らしい。断片的な情報による僕の理解なので本来の意味ではないかもしれない。しかし、知り得た情報を人間社会に置き換えると妙に感動・納得する自分がいた。
webソリューションに「ミーム」という考え方を取り入れてみたくなった。「ひとは何によって動くのか?」というアプローチ方法から脱却をはかり、「ひとは何に支配されて動かされているのか?」という新しいアプローチへの挑戦を意味する。