2005年11月18日
忍耐
社会の景気が上昇していることもあり、我々の分野はどこも忙しいと思う。幸い僕は人材に恵まれ、皆さんが組織をうまくまわしてくれるので自分自身はきりきり舞いで業務を行っているという訳ではない。
日頃、社会からの評価と組織の力に大きなギャップが起こらないように気を使っている。つまりイメージ先行は好まない。しかし最近、社会や顧客企業様からの期待値が高くなり、その期待値に組織として応えきれているのか??と自問すると頭が痛い。
特に特定のグループが持っている高い技術を社内全体に浸透させることの難しさを痛感している。浸透できなければサービスにばらつき発生し、品質に影響が出てしまう。浸透を早めるためには文化を形成する必要性があるが、その文化形成に非常に時間がかかってしまう。
「忍耐」という言葉は今風ではないが、組織浸透には忍耐が必要だということか。ちなみに、このような気持になった時は大野耐一氏の大野語録が気持を救ってくれる。
「真の理解を得るためには時間がかかる。辛抱強く事に当たらなければならない」