2005年11月11日
非営利団体向け寄付、税優遇拡大
政府はボランティア活動などを行う非営利団体向け寄付金の優遇税制を2段階で拡大する方針を固たようだ。目的は、「民間が担う公共サービス」への資金の流れを促し、「小さな政府」の実現につなげるという。nikkei net
今後いろいろな組織ができそうだ。
ところで、非営利団体とはなにものなのだろうか? NPOとも言われ、ボランティア活動を行う法人組織で、「営利を目的としない組織」ということになる。
我々がひとつ覚えておかなければならないことは、「営利」の意味。一般的に「金銭的な利益を得ようとすること」を意味するが、「株式会社は営利法人である」というような場合、正確には「対外活動によって得た利益を構成員に分配する」という意味になる。「営利」とは「利益の分配」を意味している。
非営利団体(NPO)も同じように考えると、極端に言えば、利益を出してもよく、かつ「利益を分配しなくてもよい」組織という意味になる。
どんなよい仕組みでも、使い方を間違えるととんでもないことなる。本来の目的である、社会的な使命(ミッション)の実現を目指して活動する組織が多く生まれることに期待したい。