ミツエーリンクス

創業者の独り言

2005年05月31日

Netscape

Web標準Blog によるとNetscape8が正式リリースされたという。早速ダウンロードして使用してみる。Internet Explorerに慣れているせいかナビゲーションにやや戸惑う。Netscapeとして思い出に残るのはやはり、1.0、1.1の時代か。古い話になってしまうがインターネットを開始したときは、NCSA Mosic(モザイク)の時代。Webページがすべて読み込まれるまで何も表示されないという点がストレスだったので、Netscapeの出現は画期的だった。

僕が初めてNetscape社を訪れたのは1995年の秋、サンフランシスコから南に1時間ほど下った場所だった。雑草が生い茂る草原に2階建ての事務所が・・・というイメージを持ったものだ。広報の方が「これ以上、ビル(ゲイツ)を儲けさせないためにNetscapeがある・・」と強い口調で語っていたのが印象的だった。

その後ブラウザ戦争に負けたのか、Navigator4.0x による致命的な失敗が原因だったのかは別にして、結果的に市場を席巻したのはInternet Explorer。

しかしながら、Webがここまで社会浸透したのは黎明期の時代、Netscape社の活躍のおかげだと思っている。僕にとってはなんとなく愛着がある。そういう意味でNetscape8、がんばってもらいたいものだ。

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2005年05月28日

努力なくして・・

日経ネットでたまたま義父が経営する会社の記事を発見。本社敷地をほぼ1.5倍に広げるために新たに約3000平方メートルを取得し、新工場を建設中と。さらにカンバン方式による部品の随時納入要請に対応できる物流設備も整備するらしい。春にお会いした時は「今は仕込み中」とおっしゃっていたが、こういうことだったのかと思った。

実はお会いしても仕事の話をしないので具体的事業に関しては理解していない。そこで少し調べてみることに。ある企業が義父の会社を紹介した記事を発見。そこに社是が紹介されていた。

『努力なくして伸展なし
  信用なくして顧客なし
  営業なくして企業なし
  追求なくして前進なし
  労働なくして賃金なし』

ものづくりニッポンを支えてきた、精密部品の一貫生産及び 各種専用機の製造販売メーカーらしい、というんだろうか、オーナー経営者らしいはげしい言霊(ことだま)に圧巻。

一生追い越せないだろうが、あまり引き離されないように、スタッフの皆さんと共に自分の事業に専念し発展させたい。

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2005年05月28日

出産ラッシュ

どういうわけだか、ものすごい。今年になってすでに7名。今年中に出産される方を合わせると10名以上。さらに産休中が1名、6月より産休に入る方が1名。

昨日産休中の女子社員から内祝いが届いた。命名は「櫂(かい)」君のようだ。珍しい名前だと思って意味を調べてみた。「櫂=水をかき船を推進させる道具」とあった。親が子に対する気持が託されておりいい名前だと思った。出産前、自分で名前を考えているといっていたので彼女が命名したのだろう。

どんどん扶養家族が増えてくれると、僕の肩の荷が重くなりプレッシャーになる。お子様に「私のパパママは誇り!」といわれるような環境を作らなければ・・・。がんばります。

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2005年05月27日

方針管理

ボートは非常にチームの呼吸が大切な競技と聞く。いくら一人ひとりに力があっても、漕ぐタイミングや方向が違えば進行が思うようにいかない。

たとえば、3名が漕いでいたとして、内1名が反対方向に漕いでしまうと、3-1=2にはならない。実は1+(1-1)=1になる。つまり、一生懸命3名が漕いでいるにも関わらず1名分の効果しかでないことになる。漕ぐ方向が同じであることが何にまして大切だということが理解できる。

業務においても一緒。このことを方針管理という。人事管理、予算管理と並び企業運営の中核を成す重要なもの。方針そのものは、内部要因や外部要因によって変化を伴うものでもあり、正しいとか正しくない等一概にはいえない。方針管理の最も重要な要素は、方針そのものの良し悪しより以上に、チームのみんなが同じ方向に向いているかということだ。

幹部は、方針についていつもチームの皆さんに伝え続けなければならないことであり、チームの皆さんも理解するまで質問し、理解できたらそれに基づいて行動しなければならない性質のものだ。チームの皆さんにも重要な任務がある。行動と通して得た結果は、良し悪しを抜きにしてその事実を幹部に伝えていくべきものだ。このように生きたループシステムが社風化できれば、組織は怖いものがないほど強くなると言えるだろう。

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2005年05月26日

コミュニケーション

今日のHOT VOICE、Yさんのメッセージを読むと、幹部はもっとスタッフの皆さんとよくコミュニケーションを取る必要があるなあって感じた。

経営者と話をしてもうざったいだろうなあ、とも感じ僕自身は案外遠慮しているところもある。

スタッフの皆さんは会社にとって最大のステークホルダー(利害関係者)のひとりでもあることだし、いろいろな意味で理解していただかなければならないこともある。

また、僕が想像している以上にみなさん、いろいろアイデアをもっている。そうした素晴らしいアイデアを形にしていくことも非常に重要な業務であるはずだ。

発見が遅れたが、これから巻き返したい。

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2005年05月25日

定型作業と非定型作業

先日、besusさんから当Blogにコメントいただいたわけだが、その後気になっていろいろ検討してみた。
-besusさんのコメント--
定型作業と非定型作業を分けた場合、定型作業の方を標準化できるとは思うんですが、この区分はそのときの経営環境に応じて変わると思うので、そのあたりを上手くさじ加減すれば、良いと思います。
--
僕は、付加価値のない作業と付加価値を高める正味作業で切り分けようとしていたが、区分に非常に時間がかかることがわかった。定義するだけで右往左往しそうだ。さらに僕が理解したところで現場の皆さんが理解していただかないことには現実問題、実践にたどり着くことはできない。
ところが定型作業と非定型作業の区分はだれもが理解でき、実行に移しやすい。この業界の特殊要因から来る考え方かもしれないが、定型作業の多工程持ちを実施して非定型作業の専門職化を推し進めると、各々の専門分野が深まると同時に業務プロセス内に訪れるピークポイントが緩和されるので「ばらつき」が減り、効率化がさらに進むのではないかと思う。

アドバイスに感謝申し上げたい。
各部門の皆さんには、アドバイスを参考にイメージを膨らませていただきたい。

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2005年05月24日

アイデア

アイデアが出ないと嘆いてはいけない。まず頭でひねり出そうという考え方がいけない。アイデアとは自然に湧き上がるものだ。なぜ湧き上がらないかといえば、ゴールを理解していないからだ。次に現状の事実を捉えていないからだ。そして、その中から最も重要な課題(CTQ)を特定しようとしていないからだ。ここまで来れば8合目。あとはアインシュタインも言っている。「発明とは組み合わせのゲームだ」って。

アイデアが湧き上がらないのは、まだやるべきことをやっていないからに過ぎない。

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2005年05月22日

報・連・相

セミナー案内で「報・連・相」に関するものを見かけた。「随分古いキーワードだなあ、こんなもので人が集まるのかなあ??」とクビをひねってしまった。「報・連・相(ほうれんそう)」は言わずと知れた、報告、連絡、相談の3つの重要性を示すもので、むかしから新人教育等に活用されているもの。

そのとき、運がよかったのか面白い感覚が頭を過ぎった。
項目   時間  関連性
(報告)―過去―上下
  ↓    ↓  ↓
(連絡)―現在―全体  
  ↓    ↓  ↓
(相談)―未来―左右

という構図が成り立つのでは、というもの。面白い。よい仕事を達成するためにはコミュニケーションが大切だとよく言われるが、「報・連・相」には、時間軸でも過去・現在・未来を通関するものがあり、組織の関係性においても上下(上司部下)・全体・左右(同僚、関連部署)を網羅している。よく考えればまったくもって素晴らしい。

新しいキーワードが市場にあふれる時代だが、新しいものだけに目配りするのではなく、現代に受け継がれている古いキーワードもその本質をしっかり学ぶことが大切だと思った。

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2005年05月21日

最適化と標準化

業務でいう最適化とは、一見ベストなものや頂点に存在するもののように捉えがち。成熟度モデル等を研究するとそれが間違いであることが理解できる。最適化とは、静的(または固定的)なものというよりも動的(または流動的)なものと捉えることが大切だ。一言でいえば、変化する環境要因を予測可能な状態にし、結果を待つまでもなく新たな施策を打てる状態を意味する、と捉えた方が正しい。これは極めて困難な道のりであるがやりがいがある。

昨日触れた標準化もしかり。一端設定されたからといって守ることだけに専念しては惰性的になる。一歩間違えれば、標準のためにものをつくることで満足するようになり、人間のクリエイティブ性や能力が鋭くなるどころかかえって鈍くなってしまう。これでは標準化を行う意味がない。

標準化の要素には5M+1(材料、方法、マシン、測定、環境、人)があって、それらが相互に有効に組み合わさっていないと有効な標準化はできないわけであり、人間が疎外されるような意味合いとは程遠い。有効な「標準化」とは緻密で弾力的なものであり、常に頭をフル回転して継続的な改善を前提にして実行すべきものであろう。

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2005年05月20日

余力

僕が一貫してトヨタ生産方式に関して興味をもち続け、研究しているのは、Web業界において「標準化」という概念が定着していないからであり、たとえ考え方が分かったとしても実践ベースに落とし込めないからである。この業界が企業として社会構造の一端を担うためには、「標準化」においてベストプラクティスとなる企業の存在がどうしても必要だ。さらに、標準化とクリエイティブの関連性をどのように定義し、クリエーター諸君に理解を求めるかということも大きなハードルとなる。

僕が思うに、多くのクリエーターが十分な時間をつかってクリエイティブ活動ができないのは、付加価値を生み出す以外の作業において標準化ができていないだけのことだと思っている。そこに「余力」を創り出すためには、顧客企業様に法外な予算を要求することでもないし、より多くのスケジュールをいただくことでもなく、自らの作業をプロセス分解し標準化できるところは標準化してしまうことだ。

つまるところ、標準化とはクリエイティブを生み出すための環境づくりであり、前提条件と捉えると推進しやすくなるのではないか。

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2005年05月19日

会社説明会

本日2回目の新卒者のための会社説明会がある。普通考えると遅いと思われるかもしれないが僕はこの時期でよいと思っている。

ミツエーを希望する若者は、自分でやりたいことが決まっており、判断の仕方もしっかりしている、いわゆるイノベータに属する方が多い。したがって時期で左右されにくい。

ミツエーの場合、現状のスキルにこだわらないという採用基準をもっているし、最近は人材育成プログラムもしっかり開発され、一定のレベルまではとんとん拍子でいってしまう。

ミツエーが好きでミツエーの仲間と共に自分も育っていきたいと思う方が、弊社にとって最大の人材だといつも思っている。

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2005年05月13日

時に遭う

「そろそろ培った技術を書籍にまとめることを検討してみては?」とある部門の担当者にメールする。担当者の返信によると、すでに大手出版社から打診を受けており、さらに海外書籍3冊についても翻訳や技術校正に参加することが決まっているという。 ・・・なっ、なるほど!(ミツエーのスタッフはやることが早い)

時に遭わなければ達すべき人も達することができないわけだが、ちゃんと時を知っていて、自ら時の中を歩いていく人材というものは見ていて面白い。

また、避けようのないものというものがある。これはひとの打算や理屈ではどうにでもなるようなものでもないが、それでも、そこから創造するひとがいるかと思うとつぶれるひともいる。

結果は大きく違っても、はじめはほんの些細な違いにすぎないことが多い。どこまでも主体的に自発的に行動できるかがその分岐点ではないだろうか?

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2005年05月12日

技術力とブランド

4-5年前の新聞だったろうか?記事内容のことをふっと思い出した。内容はこんな感じだった。
「新しい市場が生まれて、その市場が未成熟な段階では、消費者は何をよりどころにして会社や商品を選んでよいか迷う傾向にある。この段階では露出度の高いところ有名なところを選ぶ傾向にある。ところが市場が成長し、消費者が一度その会社や商品を使ってみる機会に触れると自ら判断することが可能になる。この段階になると初期段階に作られたイメージや露出度を中心に据えたブランド戦略はすでに通用しなくなる」

なるほどね。と思ったものだ。
確かにどの分野にしても先行利益があり、早ければ早いほど市場における優位性は存在するものと思われる。実際世の中を観察していても事実だ。

しかしながら、初期段階、成長段階、成熟段階によって、ブランド(焼印)形成の中心課題は異なるものと思われるし、初期段階で成功した先行企業でさえも次の瞬間は、内容や技術力をもって形成されたイメージとのギャップを埋める手段にでないかぎり、市場から継続的な信頼を獲得し続けるとは難しいだろう。

特にインターネットに代表される情報社会は「隠せない時代」と言い換えることができると思っている。イメージをうまく形成できたところで、「実際はどうなの??」ということになり、検索エンジン等でしらべればその実態はバレバレになる。こういう時代はイメージと事実があまりにも乖離してしまうと逆効果を生む可能性さえある。

マーケティングの一分野として「ブランド戦略」はどの企業においても重要な課題ではあるが、それに頼り過ぎないことが大切だ。企業本体としてはあくまで内容や技術力を磨き続けるという志向性が必要であり、それによって真の信頼を勝ち取る努力こそ、持続的成長という側面において大切だ。

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2005年05月10日

きっかけ

パパは「おでぶチャン」と言われたのがきっかけ(くやしい~)で、ゴールディンウィークは1日3時間の徒歩を続けた。もう2週間近くなる。休暇が明けても出勤前30分の徒歩が気にならなくなった。習慣化したということだろうか? 
自分でもちょっとやばいかなあ、と思いかけていたところだったので、「事実」を伝えてくれた娘に感謝したい。おかげで調子がいい。

ある部門の長から、「入社まもない人材がすこし自信をなくしているかも?」という報告を受けたのがきっかけで本人と話してみた。「期待に応えていないのでは・・・」という焦りがあるようだ。自分自身の「事実」を発見しそれを素直に話せるのだから素晴らしい人材だと思った。手前味噌になるが社としてそれなりのノウハウや技術を積み重ねてきたはずなので、経験者とはいってもすぐにはマスターできないと思う。

しかしながらノウハウや技術は2-3回実践で活用すれば自分の物になってしまう。別に焦る必要はなく、現時点で他人と比較するようなものでもない。

それより大切なことは、自分自身に対しても、さまざまの事象に対しても「事実」をしっかり捉えようとする姿勢こそ一流になるための前提条件だと思っており、そうした意味で今後期待できる人材だと思った。

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2005年05月08日

「僕に任せろ」と言えばいいんだよ。

若い諸君に求めるものは「宣言」。あまり宣言したがらない傾向があるのは問題だと思う。はっきり言ってもったいない。結果はともかく「宣言」するという行為は若者の特権でもあるからだ。

高度成長期のように誰もが明日が見えるときは、「宣言」したところであまり価値はない。誰もが予測可能だから。今の社会は成熟社会と言われているがそうでもない。人間は成熟という言葉が嫌いなのかどうかは知らないが、何かを叩き壊しながら新しい芽を土壌に植えつけようとしているようにも感じる。

こういう時というのは、誰もが明日が見えない。見えると言っているひとは見えているつもりになっているだけだ。だから思い切って宣言して行動に移すことの方が価値はある。宣言は行動への原動力になるし、そもそも考えているだけでは価値は実を結ばない。

25年も前に読んだ短編にこんなくだりがあった。多分有島武郎だったと思う。おぼろげではあるが・・・
「若者は宣言しなければならない。宣言を成し遂げられないことが恥辱ではない。宣言ができないことこそ、恥辱とせねばならない」・・・だったような。

気持がいい。

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2005年05月07日

あり得ないことは、あり得ること

重大な電車事故が起こったことを知りつつボウリングに興じていた区長がいたとして社会から批判が集まっている。半年前、スマトラ島沖地震の時もヨーロッパのある国の大臣が自国の国民が被害に巻き込まれていることを知りつつタイで年末休暇をつづけたとして批判を浴びた。

10年前にはこんなことがあった。ある銀行のニューヨーク支店トレーダーが米国債不正取引に絡み約一千百億円の巨額な損失を出したうえに、隠蔽(いんぺい)工作をしていたことが発覚し社会問題になり、さらにその銀行や数千名の行員を窮地に追いやった。(現在その銀行は吸収合併され存在していない)

一見あり得ないと思えることが起こる。このようなことに遭遇するととても他人事とは思えない。一企業としてどのように捉えればいいのだろうか?それはあり得ないことではなくあり得ることとして認識することだと思う。

ミツエーの場合でも例外ではない。受託型企業であるがゆえに少なからず事故やクレームが発生する可能性がある。4年間かけて莫大な資金を投じてISO10002のプロセスを構築し運用してきている。おかげさまでクリティカルな事故やクレームは大幅に削減されていることは確かだ。しかしそれでも完璧というわけにはいかない。最後の2-3%に穴が開いている。その穴から事故やクレームが発生する。

ミツエーにとってあり得ない・・・と思ってみるものの、よく事実を確認してみると管理手法に穴が開いていることに気付く。

個人を責めたところで、また個々の良心に任せたところで解決するような問題ではなく、「社風がいけなかった」と認識しその穴を時間をかけても埋めていく努力を行い、企業システムとしてさらに社風といえるまで高めない限り「あり得ない」ことは、どの企業でも起こり得ることだと認識すべきだろう。

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2005年05月05日

自社サイト

連休の間にと思って、自社サイトを軽く閲覧した。会社案内コーナーは少し手直しして最新情報を追加してもよさそうだ。また、木達さんのWeb標準Blogにコメントが入りはじめている。Web標準関連はコメントされる方もイノベータの方が多く鋭い突っ込みが面白い。Web標準はこれからが本番でありまだまだ社会浸透が不足している。専門家同士で多いに議論していただき、盛り上げていただきたいものだ。棚橋さんのWebマーケティング:Blogもよくまあ、続くものだと感心する。

今後いくつかのコーナーを追加する構想がある。僕は企業サイトにおいて、全情報を完全公開するスタイルからステークホルダー(利害関係者)ごとに適切な情報を提供するような半公開/半クローズされたタイプのサイトが必要になる時代が来るように感じている。

21世紀のテーマでもあるマルチステークホルダーエコノミーという視点に立つと、どうしてもこのようなサイトを想像してしまう。今までにないサイト構造になると思うがイメージはできているので早めにシステムを構築し実験をしてみたいと思っている。
 
 

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2005年05月05日

答えはどこにあるか?

先日、ある経営者の方とお話する機会があった。まだ創業間もない段階ではあったが考え方が非常にしっかりしており素敵な方だった。同時に、創業当時誰もが苦心する共通の悩みがあるように思えた。

「答えがどこかに存在しているように思えて、ビジネス書等いろいろ読むがそれでも違うところに答えがあるように思えて不安だ」というような内容だった。

「あなただけではなく、皆、同じですよ」という返答をした。事実だからしょうがない。物まねをしてうまくいくこともあるが、そういうことのできる器用な方はごく一部のひとであり、自分が普通の人間だと思ったら自分らしい答えを発掘して、それを追い求めた方がビジネスは面白い。

評論家等が「勝ち組、負け組み」などという単純なグループ分けをすることも問題だ。経営者を不必要な不安に追い込むからだ。それぞれの企業は歴史やゴールがそれぞれ違うのであって、それぞれ段階というものがある。同じ価値観やものさしで比べるようなものではない。

答えがあると思えば、不安になってそれを追い求め、右往左往し続け、おまけにいつまで経っても行動が伴わない。無いと思えば行動を通して自分自身の答えを見つけようとする。案外こんなところが大切だったりする。

ちなみに、答えのないものに対して何らかの答えを模索する場合、シックスシグマのブレークスルーが参考になる。思考プロセスは下記の通り。

定義(Define)---->「本来あるべき姿」は何か?

測定(Measure)--->「現状の事実」は何か?

分析(Analyze)--->上記の「ギャップ」は何か?

改善(Improve)--->最も重要な課題(全体の20%)の改善は、80%の改善に匹敵するという法則に基づいて、解決策を絞り込み実行する。

管理(Control)--->うまくいった場合は、持続できるようにコントロールする。うまくいかない場合は、最初に戻る。

DMAIC(デマイック)というこの手法は、現実的にはストレートに進むことはないが、試行錯誤しながら答えを見つけるプロセスとしては有効だと思う。とにかく迷ったら、「本来あるべき姿」は?と自問する習慣をつけることからはじめてはどうか?

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2005年05月03日

胆力の共有化

胆力とは事実を捉え・判断し・実行する力といわれる。この言葉に改めて興味を持ちはじめている。理由は「知識の共有化」に挫折感を味わっているからだ。

「知識の共有化」は、経営における効率化や将来の価値を創り出すために非常に重要なテーマと言われる。僕自身このテーマに関しては4-5年にわたって積極的に関与してきた。しかし結果をみるとどうも満足する段階にない。

「知識の共有化」がなぜうまく機能できないのか? 振り返ってみた。どうも「知識の共有化のための共有化」になっていないか? つまり、「共有化」自体が目的化されているために必要以上の情報を集める場合もあるし、あるいは積極的な活用まで頭がまわっていない場合もある。

本来、「知識」をビジネスに活用しようという場合、そのままでは使えない場合が多い。その次のステップとして、見識(知識と現実のギャップを捉えること) まで高める必要がある。さらに次のステップとして胆識(見識を元に判断すること)を獲得する必要がある。さらに、事実を捉え・判断し・実行する力=「胆力」まで高めてはじめて現実のビジネスの世界で活用できる段階となる。

ところが第一ステップが目的化されているために本来の目的までたどり着くことができない。こんなところだろう。

「知識の共有化」という表現がいけないかもしれない。これからは本来の目的を明確化するためにも「胆力の共有化」というテーマでナレッジの共有化を推し進めるべきだと思う。

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2005年05月02日

ゴールデンウイーク

ゴールデンウイークということもあり、2日間里帰りした。たまたま埼玉在住の姉から電話があり久々に話した。姉によると甥の秀樹君がよく僕のBlogを読んでいるらしい。役に立つほどのことは書いていないがあと1-2年で社会人ということもあるし、22歳というと結構人生に悩む時期でもあるので、観察したいのであろう。

ひとは死ぬほど悩んでも死ぬことはないという。人間の頭脳というものはよくできていて本当に悩んだ場合3ヵ月もすると特殊なフェルモンをだしてくれて解決してくれるらしい。症状的には、「悩んでも何も解決しないことを悟る」「潮か引くように忘れてしまう」「現実を受け入れて明日に向かって歩もうとする」「答えが見つかる」などなど・・・
そもそも悩みという症状は、ひとにとって「人生のチェック→レビュー」機能とも言えるわけでたまに悩むということは悪いことではない。

そんなワケで、スタッフが悩んでいると「死ぬほど悩んでみたら!」といってしまう。世の中に流れている表層的な情報に右往左往することなく、自分自身と向き合って時間をかけても自分自身で答えを発掘してもらいたい。それこそ価値のある答えといえる。そして導きだした自分自身の答え(仮説)を糧にして一歩一歩前進(実行→検証)していただきたい。勿論、失敗しても失敗と思わないことだ。「まだ途中」と思えば前方のゴールがおのずと見えてくるものだ。

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