2005年05月22日
報・連・相
セミナー案内で「報・連・相」に関するものを見かけた。「随分古いキーワードだなあ、こんなもので人が集まるのかなあ??」とクビをひねってしまった。「報・連・相(ほうれんそう)」は言わずと知れた、報告、連絡、相談の3つの重要性を示すもので、むかしから新人教育等に活用されているもの。
そのとき、運がよかったのか面白い感覚が頭を過ぎった。
項目 時間 関連性
(報告)―過去―上下
↓ ↓ ↓
(連絡)―現在―全体
↓ ↓ ↓
(相談)―未来―左右
という構図が成り立つのでは、というもの。面白い。よい仕事を達成するためにはコミュニケーションが大切だとよく言われるが、「報・連・相」には、時間軸でも過去・現在・未来を通関するものがあり、組織の関係性においても上下(上司部下)・全体・左右(同僚、関連部署)を網羅している。よく考えればまったくもって素晴らしい。
新しいキーワードが市場にあふれる時代だが、新しいものだけに目配りするのではなく、現代に受け継がれている古いキーワードもその本質をしっかり学ぶことが大切だと思った。