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創業者の独り言

2007年01月10日

DCOVモデル

昨年の11月9日、デジタルフォレスト社が開催したWeb Analyticsセミナーに参加。参加した理由は、John Quarto-von Tivadar(Future Now,Inc CTO)氏の講演タイトルに興味を持ったため。タイトルは「シックスシグマ手法による顧客志向Webサイト運営法」。
このタイトルは僕にとっても長年のテーマでもあった。しかし僕の期待した話はほとんどなく、かつシックスシグマという言葉さえ1回しか聞くことができず残念。ただ新しい情報として新鮮に感じたことがある。それはDCOVモデルの存在。
シックスシグマというとDMAICをすぐ思い出すが、DFSS(Design For Six Sigma=設計開発のためのシックスシグマ)では、DMADVモデル=Define(定義)、Measure(問題の測定)、Analysis(分析)、Design(設計)、Verify(検証)」のステップで進める方法がある。ところが、その他にDCOVモデルがあるということをはじめて知ったのだ。

DCOVモデルとは、Define(定義)、Characterize(特徴づけ)、Optimize(最適化)、Verify(検証)のステップで進める。

シックスシグマは通常古い歴史を持つ製造業が使うため、我々のような歴史がなく、かつサービス業が使うためには斬新な解釈が必要だと思っているし、それでいいと思っている。過去のデータが不足している場合や新規プロジェクトの多い我々の業界では、DMAICモデルは使いづらい場合が発生する。そのような場合DCOVモデルは非常に活用しやすいモデルだと思う。

具体的に言えば、Web構築においては、リニューアルではなく全くの新規サイト構築。継続的な更新がない映像分野の設計開発。プロジェクト期間が限定されているクリエイティブもの=FLASH関連・・・・と、いろいろ考えられる。

DCOVモデルとの出会い、とてもうれしかった。
皆さんには必要に応じて使っていただきたい。これらのモデルを我々の業界で使う場合、モデルのステップは思考プロセスだと思えばいい。

(補足-ちなみにエントリーがこの時期になってしまったのは、上記セミナー内容のメモをなくしてしまい、DCOVさえ失念してしまった、が昨日運よくメモが出てきたため。---年始早々強運。)

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