2006年05月24日
熱き心
「熱き心だぜ!」と喚いてしまったのは、出張中に幹部とパリのルーブル美術館と訪れたときのこと。同行した幹部はクリエイティブ関連なので興味があると思うが、美術など見ても「どうもわからん」と思う僕にとってはとりあえず訪問してみるか、という程度の感覚。
ところが、ドゥノン翼のモナ・リザの部屋近くにある、「ギャルリー・モリアン」「ダリューの間」あたりになると絵画に釘付けになってしまった。「どうしてこんな絵が描けるの??」とまず疑問、また「絵画が自分に迫ってくるこの感覚は一体なんなんだ??」と。
本物以上のリアリティ、時間を止めてその瞬間を額縁に閉じ込めてしまったような躍動感・・・・・美術館をまわりながら、感じた疑問を自分自身に問い詰めてみた。
「これは技術では無い!」と結論づけた。少なくても技術だけでは表現できない領域だと感じた。作者には大きなミッションが課せられて、それに応えなければならないという思いと、それに応えたいという思いが重なり、その高いエネルギーが生み出したものであろう、と。
で、一言で表現して「熱き心だぜ!」となってしまった。
我々のビジネスでも同じことが言えるなあ、と大変勉強になった。