2008年03月12日
引用
ミツエーのようなビジネスを行なっていると、「著作権」関連に対して必然的にデリケートになる。
実際、12年前に痛い目にあったことがある。画像の扱いに対して社内の教育が徹底されておらず、顧客企業様にお叱りを受けた。幸いクライアントサイドでチェックが入り公開されることがなかったが、もし、公開されていたら・・・・と思うと背筋が凍りつく。
その後、特に著作権に詳しい顧問弁護士を招いたり、社内の教育や活用プロセス等を徹底してきた。しかし、最後は一人ひとりのクリエータ諸君の高い意識や倫理観に委ねざるを得ない。
画像や写真の扱いは、細心の注意をもって日々業務を行なっていただきたい。悪意がなかったでは済まされない性質のものなので!
文章や書物などの引用も、ネット時代は非常に簡単である。ついつい著作権に関して無頓着になりやすい。細心の注意が必要であることを肝に銘じていただきたい。
文化庁のWebサイトに「引用における注意事項」が掲載されている。参考にしていただきたい。
(注4)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1) 他人の著作物を引用する必然性があること。
(2) かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3) 自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4) 出所の明示がなされていること。(第48条)