2007年08月11日
フィンランドからの訪問者
2週間前、北欧フィンランドのヘルシンキ大学の教授から近々訪日するので面会したいと連絡があった。そして昨日来社。僕はご挨拶と社内をご案内する担当をさせていただいた。その後ミツエーの技術者諸君と2時間あまり意見交換。ミツエーがいろいろな国の専門家と情報交換できる環境になってきたことに感謝したい。スタッフ諸君に望むことはそこから受けた刺激を社の発展に生かしてほしいものだ。
教授と意見交換した技術者からあとで質問があった。
「高橋さんは、○○分野に関しては今後どのように考えています?」と。
僕の返答を要約すると下記のとおり。
「その分野は1997年、手を出すかどうか随分悩んだ。しかし、当時組織的な成熟度が低く、手を出したくても出せないという悔しい思いをした。今の段階でその分野に参入しても面白くない。しかし、いつか非常に大きな技術革新の瞬間が来るだろう。それは再度全員がスタートラインに立ち勝負ができる瞬間を意味する。その時は真っ先に手を出したい。」と。
技術者は、「まさにその瞬間が訪れます!」と。
待ちに待った時代が来るかもしれない。面白い! 基礎研究には時間を要するが、是非、みんなで新しい分野にチャレンジしていきたい。