2007年04月11日
やめた~いと思うとき(新卒諸君へ)
社会人になるとなかなか自分の思うようにいかないことが多くなり、せっかく希望の会社に入社しても「やめた~い」と思うことがあるでしょう。いまそう思わなくても将来かならず経験します。
別に特別なことではなくて、誰にでもあることです。創業者の僕でさえ「もう、会社辞めたい!」と思うことがあるのですから(こういうことは恥ずかしくてひとには言えません)。ひとは皆同じですので同じようなことを考えてしまうのです、ね。
さて、このように心が不安定になったとき、どのような考え方をすればいいのでしょう?
たとえば、飲食店のお座敷に入り座布団に座るとき、少なくても一回以上は必ず、お尻を動かしたりあるいは座布団の位置を微妙に変えたりしませんか? 一番座り心地のよいところを探しているんですね。
実は、悩んだり「やめた~い」と思うときは同じような心の動きをしているんですね。有意義に生きていくうえでとても大切なプロセスなんです。僕の場合、
「僕の心は、いま、自分自身にレビュー(見直し)をかけている最中だ!」と思うことにしています。
新しい環境や変化した環境に対して、どのような心構えで接するか(受け入れ方、取り組み方など)を自分で納得するようにFIXしているんですね。
悩むことも肯定的に考えることによって、より前向きに生きていけるような気がします。
補足になりますが、3年以上前に書いたコラムも参考になるかもしれません。
http://www.mitsue.co.jp/column/backnum/20031021a.html
(下記は抜粋です)
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例えば、新人社員が入社した場合、最初の3ヶ月で環境に慣れ、6ヶ月で仕事に慣れ、9ヶ月後は成果を出せる段階になってきます。
例えば、ある人材に新たなミッションを提供した場合、最初の3ヶ月はミッションの理解と現実のギャップの調整期間となり、4~6ヶ月は具体的なアクションプラン実行と成果とのギャップの調整期間、7~9ヶ月は、試行錯誤や継続的な改善を繰り返しながらギャップを埋め、期待する成果が出始めます。9ヶ月を過ぎると成果に対してコンロトール可能な状態になり、成果が定着してきます。そして、1年が過ぎると新たなミッションを提供できる段階に達し、それらを3年繰り返すとまた新たな領域に達します。その延長線は、6年、9年と経験し、ある領域におけるプロフェッショナルとして成長していくというものです。
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・・・・焦らず止まらず、ですね。