2006年12月26日
第九
第九を聴きにいった。一年前、知人から毎年この時期第九を聴きにいっているという情報を得る。毎年同じものを聴く価値のある楽曲かどうか確かめたくなった、というのが本音。
小学5年生の時のこと。ベートーベンの第五(運命)をリストがピアノ連弾用に編曲した楽曲を聴いたのがキッカケでクラシックのファンになった。それにしても最近クラシックを聴いていない。それどころか右脳をまったく使っていない。
そんな思いで東京芸術劇場に向かった。読売交響楽団、合唱は武蔵野音楽大学だった。楽曲のイメージとして荘厳というイメージがあったが、前から3列目ということもあったのか(演奏者を近くで見ることができ)演奏そのものが身近に感じることができた。第三楽章のメロディーがこんなにも美しかったのかと改めて思う。その楽章あたりから体が熱くなり、四楽章そして合唱になると、体にジンジンするものを感じた。演奏終了後拍手を10分以上やったせいもあり、演奏会場を出るときには汗をかいていた。
心が少し豊かになったような気分に。いい体験だった。もっと音楽を聴くべきだと感じた貴重な一日だった。