2006年11月27日
キックオフ
「失敗しても失うものは何もない」と思い(実際そういう状況だった)、「結果はともかく、精一杯生きてみよう」と決断してはじめたのが17年前の創業当時の思い。社会環境や素晴らしいスタッフに恵まれたおかげで本日まで生き延びた。随分思い切りのいい性格だったが、それでも最近思うことがある。組織の持続性、スタッフやそのご家庭のこと、多くの顧客企業様のこと、子供達のこと・・・・・自分自身がガンジガラメになり、いろいろなステークホルダーのことを考えると整理できなくなる自分に気づく。・・・・そんなこともあってどんどん思い切りが失われつつある。
先日、非常に大切なプロジェクトのキックオフがあった。社外に対して社のプレゼンを若きCOOがおこなった。自分がいうのもなんだがまあまあ出来が良かったように思う。「青は藍より出でて藍より青し」という故事成語があるが、この小僧はまだまだダメと思っていたが・・・すでに師を越えて会社全体の状態を掌握していることに気づいた。
「そうか、細かいところはもう僕でなくてもいいんだ」と思った。なんだかホットした。他の幹部もそうだと思う。みんな水臭い。もっと早く言ってほしい。「大丈夫です。高橋さんは次のレイヤーのことを思い切りやっていただければ・・・」と。
いろいろな意味で良いキックオフだった。