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2006年07月05日

改革と改善

改革と改善。「組織の進化」というテーマにおいて、どちらの考え方がミツエーにとってベターか?
こんなことを最近考えていた。巷では、改革改革と叫ぶが企業活動にとって「改善」の方が優れた考え方ではないか?と思い始めていた。
昨日、ベストセラー「国家の品格」の著者藤原正彦氏の講演を拝聴する機会に恵まれた。話のなかでちょうどいいタイミングで、改革と改善について触れていた。
曰く、「改革を改善と一緒に考えているのは米国ぐらいだ。改革と唱えればカッコよく思われ、改革さえすれば皆よくなると思っているふしがあるが、改革しても良くなるという保証はない。すべてをぶち壊す場合さえある。改革は改善ではないのだから」と。
同感。企業活動においては改革はスクラップ&ビルド的で非常に博打性が高いなあって思う。一方改善は地道な活動で大きな刺激はないが社内浸透が早く効果が出やすい。さらに同じ分野において3回改善を繰り返すと、改革したと同じぐらいの大きな変化と進展が期待できる。これが僕の考え方。

改革を掲げる場合、最も難しいのは組織への浸透。約3年かけないと文化が染み込まない。その間、非常に非効率な組織運営を強いられるというマイナス側面がある。

いずれにしても、今ある企業文化の中で、何を守り、何を捨てるかを十分考えた上で、改革と改善を使い分けなければならない、と思った一日。

コメント

改革=誤った事や間違いを正すこと。
改善=良きものをより良きものへの進化を目指すもの。

こう捉えれば、いずれも必要な前進です。

ある意味、米国は自らの過ちを認めない国になっているのではないでしょうか?
そして日本は、古き時代より保守的に積み上げる文化を持っています。
しかし、万物は何かの過ちは必ずあるはずです。

誰しも神ではありませんから。

形あるものは全て氷のように、または岩のように固まって崩れ、そして消えていきます。
人の考えも固着をして失敗して消えてまた生まれます。

いずれにせよ、必要なのは向上心であり、組織においては共感を元に進むことだと思います。
理想論ですが、人も会社も世界平和のためにあるなら、会社の成長もそうありたい。
組織も心も人も、動くための動けるための風。

その風を吹かせましょう。

Posted by: siva : 2006年07月15日 00:48

siva様、コメントありがとうございます。
>改革=誤った事や間違いを正すこと。
>改善=良きものをより良きものへの進化を目指すもの。
仰せの通りかもしれません。大変勉強になりました。今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: 高橋 : 2006年07月17日 23:09

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