2006年06月27日
お神輿と舞台
「私のことをBlogに書くのはやめなさい、パパ!」とわが子にガツンと叱られる。そういえば、誘拐事件等が増加しており少し心配になっていた矢先だったので、過去にさかのぼって少し手直しをしてしまった。
組織でも同じような心配がある。ミツエーは個々を表舞台に出そうという気質があるので、Webサイトにおいても個々がどんどん発言する。プラス側面は非常に多いがマイナス側面も同時に増加する。たとえば、個人宛に迷惑電話なども多くなる。それはそれなりに企業リスクを抱えることになる。
マイナス側面を削減しようとするとプラス側面まで失う。プラス側面を増やそうとするとマイナス側面まで増加してしまう。このリスクをどのようにコントロールしバランスをとるべきか? 4年前随分悩んだことがある。
結局こう考えた。昔の組織においては「ひとは企業というお神輿(みこし)を担ぎながら仕事をした」。これからの組織においては、「ひとは企業という舞台に上り、その舞台の上で踊りながら仕事をする」。
舞台から転落しないようにマネジメントすることは非常に重要だ。が、踊ることを制止するようでは企業の発展はないし、そもそも誰もいなくなる、 と。