2005年12月31日
2005年ありがとう
何に感謝すべきなのだろう?
それにしても毎年同じことを考える。年末になると「何とか今年も生き延びたなあ」と。また、年始になると「今年の年末は迎えることができるのだろうか?」と。
若いときは自分の力などと勘違いしたものだが、最近はそのように考えていた自分が恥ずかしくもあり懐かしくもある。今年は特に景気が上向いたので楽だったような気がする。景気ひとつ取ってみても自分の力ではどうにもならないわけで、こうした社会でチャンスをいただいていることに感謝する。
Webサイトからの新規お問い合わせだけでも月間平均60件以上で推移。今の人員数では対応仕切れなかったかもしれない。いずれにしても弊社に期待しチャンスを提供して頂いた多くのお客様に感謝申し上げたい。
幹部をはじめ皆さんひとりひとり、非常に力がついたような気がする。技術側面はもちろんのこと、責任感というんだろうか、それぞれの組織を非常うまくまとめていただいたように思う。
何よりもうれしかったことは、事故の低減。6年という長い歳月をかけてプロセスマネジメント手法を社風化してきたが、こんなにうまく改善してしまうものかと自分自身驚いた。さらに進化させたい。
もろもろ皆さんの努力が実り、離職率が非常に低減し、4%を切ったことは各部門の長年の努力の成果だと思う。感謝したい。きめ細かい人事制度もさることながら、皆さんのひとりひとりの温かいハートが楽しい会社を形成しているように思う。ミツエーが目指す「社会には強く。組織は楽しく。個々にはやさしく。」という社風が実感できる段階に差し掛かったことは大きな喜びといえるだろう。
新サービスの開発においても全社規模で活動できるようになった。非常にうれしい。一人の冗談交じりのアイデアでも、発想がよければ即組織横断的なプロジェクト組織をつくり、比較的短期間に、なかには地道に根気強く仕上げていく皆さんの行動力はすばらしいと思った。管理部門や経営企画室のサポートシステムもよかった。開発プロセスが社風として出来上がったことがなによりもうれしい。
・・・言いたいことは山ほどあるが・・・・きりがなくなってしまう。
日頃、我々は技術集団でなければならないし、アート集団でなければならないといつも思っている。全く違った領域だと思われやすいが、英語でアートとは「技術」の意味が含まれているということを最近知った。そういう意味では同意語と言える。皆さんがそれぞれの分野において技術に執着し研究し続けることは、ミツエーの新しい時代をつくり、社会発展の一躍を担うことになるだろうし、そのようになるように僕もしっかりカジ取りを行いたいと思う。
このように書き進めると、我々を取り巻くすべてのものに感謝して、今年を終わりにするのが一番自然のようだ。2005年ありがとう。