2005年10月01日
論拠なき直感
本社ビルの敷地内にアイタウンという飲食店が入居している一角がある。そこに白龍館という自称オリジナル料理屋がある。中国料理に近く、どれもおいしい。ホールスタッフの多くは声楽家の卵。それもそのはず、プロが公演用に使用する長さ3mほどの大型グランドピアノが設置されており、お店が暇な時は練習することができるからだ。その練習風景がまた楽しみで時間のある時にはよくおじゃまする。
そのお店のおやじさんがまたピアノがうまく、感心する。彼のイタリア音楽を聞きながら、「この曲、日本の●●●に似ているなあ」と感想をもらすと・・「どうして?」と。
「根拠はありません」と答えると、「すばらしい、まさに、『論拠なき直感』!」と、褒められたのかorけなされたのか??・・複雑な言葉が返ってきた。
前置きが長くなってしまったが、その後のおやじさんの言葉が非常に印象に残った。
「論拠を突き詰めても、直感を頼りにしても、突き詰めると答えが一緒の場合がある。むしろ、直感は、論拠を追うよりも遥かに早く答えを導きだすことができる」
なぜ、非常に印象に残ったのか説明できないが、「ピン」と来るものがあった、という出来事だった。