2005年08月31日
適合性・妥当性・有効性
昨日まで続いた一連のISO関連審査。今回もいろいろ勉強になった。メジャーな指摘事項は無かったもののマイナーなものは数箇所あったようだ。その他、審査員によるオブザベーション(観察事項)が非常に参考になった。オブザベーションにおいて突出してよく出てくる語彙があった。それは「適合性・妥当性・有効性」。
この3つのキーワードは、すべての業務における検証・内部監査に役立つと思った。
それぞれの語彙を辞典で調べると・・
適合性:条件・状況などに当てはまること。
妥当性:物事の実情などによくあてはまっていること。考え方や処理の仕方に無理なところがなく適切であること。また、そのさま。
有効性:効きめがあること。役に立つこと。また、そのさま。
例えば、我々が提出する企画提案書に関して、内部レビューをする場合、何を検証すればいいのか躊躇する場合がある。そんな時は「適合性・妥当性・有効性」の3つのキーワードを思い出せばいい。
より詳細にいえば、
顧客企業様の要求事項やプロジェクト定義に、我々の企画提案書が「適合しているか?」
見積金額やスケジュールに「妥当性」があるか?
結果として出力される成果物(コンテンツやシステム)が顧客企業様の本来の目的と照らし合わせて「有効性」を発揮するか?
こんな感じになる。
どの部門においても、皆さんの業務には必ず検証というプロセスがある。その場合、「適合性・妥当性・有効性」という各側面を頭の隅にいれて実施してみてはどうか?