2005年08月18日
ロングテイル
ロングテイル現象について、スタッフと意見交換。インターネットによって、これまで「2:8の法則」などといわれていた2割の商品が8割の売り上げを稼ぐという法則が成り立たなくなってきているという現象のこと(売れ筋をグラフにすると長いシッポのような形になることから、ロングテイルと呼ばれる)。
ネットビジネスでは従来のビジネスに比べてもろもろのコストを低く抑えることができる。ヒット商品に依存しなくても、細かいニッチなアイテムを数多く集めることによって売り上げをあげることができる。少なくてもそういう傾向が数字として出始めているということ。
「5M+1E」という根本原因を探る時に使用するツールを使ってより深く原因特定を試みても面白い。また、この現象が売り手側の環境変化によるものなのか、買い手側のライフスタイルによるものなのかという両者の視点で読み解くことが大切。さらに、市場成熟度の指標として、イノベーター理論なども参考にできるだろう。
ひょっとして、売り手側の環境変化の要素が大きく、市場が成長過程のため大市場であるマジョリティが十分入り込んでいない可能性もある。いずれにしてもロングテイル現象は今後のネットビジネスの可能性を示唆するものと言えるだろう。