2005年07月18日
円滑な情報伝達の整備・運用
指針案は下記の通り。i50713dj-
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通報者の匿名性の確保等、通報者の不利益回避のための厳格な措置を講じつつ、通常の業務報告経路とは別の報告経路(ヘルプライン等)を確立すること、また、重大な事態が発生した際に、迅速かつ的確に企業経営者に情報が伝達される仕組を構築しておくことが重要。
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用語の解釈
1.通報者 =組織を取り巻くステークホルダーのことと認識
2.通報者の不利益回避 =目的は通報しやすい環境の提供。ゴールとするところは経営に関わる重大なリスクを未然に防ぐこと。
3.別の報告経路(ヘルプライン等) =通常の情報経路では、直属の上司になる。一般的に「経営に関わる重大なリスク情報」は、通報者の身近で起きており、直属の上司では利益相反を起こす可能性がある。したがって情報が経営に伝播し難い可能性がある。そのことを回避する方法論。
まとめ
大事故は突然には起こらないと言われる。企業経営においては、大きな事故から身を守るために、血流系や神経系の整備を事前に行い、誰もが活用できる環境づくりをしておくことが大切だということか。