2005年07月18日
トータルにリスクを認識・評価
指針案は下記の通り。i50713dj-
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経営に重大な影響を及ぼすリスクをトータルかつ適切に認識・評価することが重要。その際、リスクの影響及び発生可能性を勘案して、対応するべきリスクの優先順位を決定することが重要。
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用語の解釈
1.リスク =マイナス側面の影響、さらにプラス側面(チャンスを逃した時のリスク)の影響も含む。
2.トータル =業務遂行との関係、法令遵守との関係、財務報告との関係など企業を取り巻く幅広い範囲。
3.適切に認識 =正確な現状把握を意味する。具体的には、要素と機能面をわけ、QFD等のツールによってその重要度(CTQ)を推し量るような試みを行えばいいと思う。
4.優先順位を決定 =スコアリングを行えという意味。具体的にはISO14001等の目標管理制度(MBO)を活用することによって、より正確な優先順位を決定ができるものと推測する。
まとめ
トータルにリスクを認識・評価とは、組織全体におけるリスクの項目を洗い出し、現状把握を正確に行い、かつ、経営的なインパクトをもとに重み付けを行っておくこと。