2005年07月18日
コーポレートガバナンスの確立
指針案は下記の通り。i50713dj-
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コーポレートガバナンスが有効に機能するためには、 1)企業理念・行動規範等に基づき健全な企業風土を根づかせ、この健全な企業風土により企業経営(企業経営者)が規律される仕組が有効に機能すること、 2)監査役(監査委員)の監査環境整備・実質的な機能強化により、監査が適正に行われること等、 が重要。
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用語の解釈
1.コーポレートガバナンス =「企業経営を規律するための仕組」
2.企業風土 =企業理念・行動規範等、行動プロセスや思考プロセスが全社共通で習慣化されたもの。
3.企業経営が規律される仕組=企業風土をつくり、その風土に企業経営を従わせる(つまり合意され明文化されたルールの存在が前提にある)こと。
4.監査が適正に行われること =第三者的立場(つまり客観的)に監査が行われるように、環境を整備(つまり合意されたルールを作ること)し、その権限の範囲と責任の所在を明確にし、全社的に合意を取り付けた上で実行されること。
まとめ
日本のコーポレートガバナンスの根底にあるものは、社内に自浄メカニズムと主体的改善メカニズムをつくることのように思う。