2005年06月25日
組織にとってスピード化とは?
組織にとってスピード化とは、決してアクセスを踏みエンジンの回転を上げるようなものではないと思っている。重心が崩れバランス走行が不可能になるし、前後左右確認という安全走行のためのプロセスを省いてしまい問題が発生する。
一言でいえば、
1.何事も余裕をもって、開始するタイミングを早めること。
2.グライダーの離陸の要領で組織浸透を図り、習慣化できるまではサポートの手をゆるめないこと。(グライダーは、曳航機《=飛行機》とロープでつなぎ、引っ張られながら離陸し、上空でロープを切り離した後は、自然の力を借りて飛んでいく。)
3.習慣化できたら、サポートの手をゆるめ定量的にパフォーマンスをはかり、組織にフィードバックし、継続的な改善を促すこと。
4.次のプロジェクトを開始すること・・・
上記を繰り返すこと。
一見スピード化とはほど遠いと思われるこの方法がスピード化に繋がると僕は思っている。では、どのような方法で「何事も余裕をもって、開始するタイミングを早めること」を可能にするのか?
それは、「他山の石」だと思う。良い意味でも悪い意味でも社会で起こっている些細なこと、我々とは縁が遠いと思えることでも、自分達のことだと思い、自分達の環境に当てはめ、可能なことからスタートしよう!・・・と思う。こうした考え方が大切なのでは。