2005年04月26日
ひとを活かす
ひとを活かすことの難しさと意義をかみ締めている。素晴らしい才能を持った人材でも決して力を出し切れるとは限らない。最近気づいたことで、幹部として重要なことは、部下の最も優れた才能を発掘することも大切だが、同時に最も苦手な部分も理解し認識しておくということだと思った。人材のよい部分を活かすことが重要だとは世間一般に言われることだが、経営の現場にいるものとして感じることは、ひとのマイナス側面を認識した上で、プラス側面を支援することが大切なのではないだろうか?ということ。
最近、20名の組織を任せた人材がいる。果たして大丈夫かと心配でならなかった。ところが3ヵ月で組織を形成しものの見事に活性化させている。それも独自の方法を編み出し推進している。どのタイミングでひとの才能が開花するかはやって見なければわからないものだということも改めて思い知った。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉があるが、ひとを活かすという視点では、「ひとのプラス側面、マイナス側面を知れば危うからず」ということに成りそうだ。