2005年02月23日
ドロシー・ロー・ノルト
皇太子が誕生日の記者会見で、ドロシー・ロー・ノルトの詩「子ども」を紹介していた。
子ども
批判ばかりされた子どもは 非難することをおぼえる
殴られて大きくなった子どもは 力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは 鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、激励をうけた子どもは 自信をおぼえる
寛容にであった子どもは 忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは 評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは 公正をおぼえる
友情を知る子どもは 親切をおぼえる
安心を経験した子どもは 信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を 感じ取ることをおぼえる
ドロシー・ロー・ノルト
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朗読している皇太子の姿をテレビで見ながら「ハッ」とした。
ビジネスの世界で生きていると、「競争や戦い」が前面に出てしまい、大切な「心の持ち方」をついつい忘れる。
この詩は、決して子どもに限定されたことではない。競争の激しいビジネスの世界でも忘れてはならないキーワードだと思った。