2005年02月06日
旬をとらえる
マーケティング用語に、「モチベーション計画」という言葉がある。たとえば、夏休み企画、クリスマス企画、バレンタイン企画・・・・商品とその時々の旬のテーマをつかって市場や顧客に訴求する。業績アップはもちろん大切だが、会社や商品を忘れさせないためにも非常に大切な企業活動となる。別名「旬企画」とも言えるかもしれない。
pull型のwebを使用してマーケティング活動を行う場合、「旬」を念頭に置くことは非常に重要でありかつ効果的であることを認識しなければならない。
たとえば、検索エンジンにおける季節ごとの検索キーワードの上位をのぞいてみると、決まって現在社会で話題になっている「旬」のものが上位にくる。
そのキーワードと商品や会社の関連性を検討し、企画し、ページやコーナーを増設する。もちろん、SEOやアーキテクト面での施策も必要であることは言うまでもない。これらによってアクセス数は増え、潜在顧客との機会の増大を図るわけだが、効果はそれだけではない。実は下記のような事実が存在している。
BlogやCMSの発達もあり更新作業が楽になった理由もあるが、「旬」のテーマはネットワーク上の関連性を強化することにつながる。つまり「リンク」が連鎖的に張られる傾向にある。
Pull型のWebマーケティングを実行する場合、いかに自社サイトへの入り口を自然発生的に増やすかということが潜在顧客との機会増大という側面において重要であり、「旬をとらえる」という考え方は常に念頭に置く必要があると考える。