2005年02月01日
テストマーケティング
世に言う、マーケティングの法則は、決してマーケティングのために生まれたものではないことが多い。
たとえば、パレートの法則は、イタリアの経済学者パレートが発見した所得分布の経験則。ランチェスターの法則は、英国人ランチェスターが第一次大戦における飛行機の損害状況を調べて得た法則。ハインリッヒの法則は、米国のハインリッヒ氏が労働災害の発生確率を分析したもの・・・・・・
こんな具合だ。
ところが、企業活動に転化してもよく当てはまるということでマーケティングの法則として活用される。一言で言えば、マーケティングの法則の多くは、人間の法則として置き換えることが可能なほど汎用的なのだ。
先人が一生かけて発見したこれらの法則は、もっと有効活用されるべきだと思う。はっきり言ってもったいない。ずばり申し上げてWeb戦略でも有効だということを実証済み。
ただ、どのように活用するかとなった場合、一点考慮すべきことがある。それは従来のマーケティング手法の多くは、マス型というんだろうか、Pushが中心であるが、Webの場合Pull型である点だ。
法則XPull型=新しいマーケティングの法則 が生まれる。多くの企業はいまのところ氷山の一角をためているに過ぎない。その氷の下には増大な宝が眠っている。また多くの企業は宝の存在を予測できても、掘り当て方も知らない。
その解は「テストマーケティング」。またその速度を上げるためにはDOE(実験計画法)なるものを活用してもいい。
Webマーケティングは、やってみなければわからないがやってみればわかる点に注目すれば、何をすべきが自ずと見えてくる。