2005年01月26日
スピード化と文化の継承
企業にとって「スピード化」とは、永遠に言われ続ける言葉のような気がする。僕自身起業して本年16年目を迎えるが、この間もずうっと言われ続けていたように思う。
昨日、ISO9001の維持審査を受けた。もう5年もやっているので板についたものだ。審査員との雑談のなかでためになる話を聞いた。改めて「スピード化」とは何かについて考えさせられた。
結論的にいうと、こうなる。
スピード化とは、新しい奇策を焦って出すことではない。スピード化とは企業のもっているDNAというか文化の「継承」を着実に実行すること。組織活動において「企業のやり方」は覚えてしまえばだれもができることが多く存在する。それをマニュアル化する。マニュアルは、知っている人のために作るのではなく、「知らない人(新人)が理解できるように作る」
言うは簡単だが、実行はなかなか難しい。
しかし、肝に銘じておかなければならないことは、企業活動における重要なことの多くは、「言うは簡単だが、実行はなかなか難しい」ことの中に存在している、という事実だ。