2005年01月18日
一燈照隅
「一燈照隅」たれ! とスタッフにいうことがある。僕の好きな言葉のひとつだ。
どのような気持が込められているかというと・・・
「もし自分が本当にそう信じるのであれば、それを突き進もう。だれも振り向かなくてもいい。自ら「一燈(アンドンひとつ持つこと)」となり、「照隅(社会の一隅を照らしつづけること)」となってやろう。そしてそれがもし真実であるならば、いつかアンドンの灯火が次第に増えて、社会を埋め尽くすであろう。」
情報社会は、あらゆる情報の入手が手軽にできるがすべてが真実というわけではない。中には計画的で、毒が交じり合っている刺激物さえ多く存在している。文明のもつ病的傾向や人間の疎外というんだろうか、意識的・無意識的に後ろ向きになりやすい傾向にある。「明快で、耳あたりの良い言葉」に動かされやすい時代といえる。こういう時代だからこそ、一人でも多くが一燈となって一隅を照らしてゆく精神が必要だと思う。
ミツエーのスタッフは、イノベータが多い。新しいことを自ら開拓していこうという精神の持ち主といえる。それが如何にすばらしいことであっても焦ってはいけない。社会が振り向かないことに嘆いてはいけない。「一燈照隅」の精神で前進すべきなのだ。