2005年01月06日
CSRとマーケティング
CSRとマーケティング。こんな言葉がにわかに言われ始めている。しばらくすると「CSRマーケティング」という言葉が市場にあふれ出すことだろう。
「CSR(Corporate Social Responsibility)=企業の社会的責任」という言葉は、僕の知る限り2001年ISO(国際標準化機構)のCOPOLCO(消費者政策委員会)あたりで言われ始めており、決してつい最近のキーワードというわけではない。日本においても経済産業省を筆頭に組織、個人を含めて多くの方が、どのように社会に浸透していくべきかに関して試行錯誤してきたといっても過言ではない。
環境保全活動の延長線としてのアプローチ、SRI(社会的責任投資)からのアプローチ、いろいろあった。重要であることはだれもが理解できても、企業がなかなか振り向いてくれなかった。企業目的(利益を生み出す)との関連性がなかなか見えてこなかったことがその大きな要因といえるのではないだろうか?
そのような意味でも、CSRとマーケティングを結びつける試みは有意義だと思う。うまく関連性を結びつけることに成功すれば一気にCSRは社会に浸透していくだろう。
社会背景も後押ししている。一言で言えば「企業活動においてリスクの多い時代」ということだろう。
2005年、CSR分野はホットな課題として大きく動き始めるだろう。今まで地道に活動されてきた方の努力が報われる年であってほしい。
CSR活動にはWebは欠かせないというのが僕の考え方。それはCSRの特性からいって「社会とのコミュニケーション」が不可欠だからだ。たまたまであるが先行企業として、微力を尽くしたい。
:ミツエーリンクスのCSRサイト