2004年11月27日
Googleの翻訳サービス
19日から[このページを訳す BETA]として、Googleの翻訳サービスが始まったわけだが、やはり気になる。Webの新たな可能性を感じる。
現在、英日翻訳のほか日英翻訳も可能。また、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語と英語との翻訳機能も提供している。いずれも自動翻訳。
Googleのサービスに関しては、翻訳スピードがはやい点、また可用性が非常に高く検索エンジンを使って用語を調べる場合でも日本語ページに限定する必要がなく、ついつい[このページを訳す BETA]をクリックしてしまう。非常に使い勝手がいい。また、一度翻訳ページに入ればそのままサイト内全体を巡回できる。まるで日本語サイトを閲覧している感覚になる。
Webの新たな可能性に関しては日本語サイトのグローバル化ということになる。言葉の壁は同時に心の壁にも匹敵する。新たに英語ページを作る手もあるが、時間的にも金銭的にもコストが非常に掛かる。特にこのサービスの魅力は我々日本人が気軽に英語ページにアクセス可能になる点もさることながら、世界各国が日本語のページに気軽にアクセス可能になる点ということが言えよう。実際、身近なデータでも変化が出始めている。ミツエーのサイトは、月間75-78カ国からアクセスがあるが、今月、昨日現在で85カ国からアクセスされており過去最高だ。これもGoogleの翻訳サービスの影響だと認識している。
将来のあるべき姿として、英日・日英翻訳のみならず、仏日・日仏、独日・日独・・・・・となっていくだろう。必要な情報を言葉の壁を越えて取得できる素晴らしい時代だ。勿論翻訳の精度を上げることも必要だ。期待したい。
さらに、このような時代になると、Web構築方法が若干変化するように思える。日本語文法の準拠などは大切であるが、そのほかgifを使う文字の扱い、タイトルの取り扱い等に関して少し配慮するだけで世界各国から自社Webページにアクセスする可能性が広がるだろう。