2004年11月26日
internal&external(インターナル&エクスターナル)・コミュニケーション
ひとの意識は、一瞬のうちに大きく変化することがある。日頃イヤというほど使っていた言葉の意味がまるで変わってしまうことさえある。最近の僕の例だと、「コミュニケーション」という言葉。
「ブランドはコミュニケーションによって構築していく」という一節をどこかで発見した途端、いままで何気なく使用してきた自分の愚かさをしみじみ噛み締めた。僕にとってコミュニケーションとは、企業活動の一つの要素に過ぎなかった。人間の身体に例えれば、臓器の一つ。ところがそれは間違いであることをこの年まで気付かなかった。
企業活動にとってコミュニケーションとは、血液であり、コミュニケーション活動とは「血流」と考えた方がいいということ。事実、血液の循環が止まると手足がしびれ意図したように動かない。同じようにコミュニケーション(血流)が途絶えると、意識が統一されず(手足がしびれ)企業戦略通りに現場が動かなくなる。
コミュニケーション活動とは「血流」という捉え方をすると、何をどのタイミングで誰にどのように流し(動脈)、その結果どのような反応があり、どのようにフィードバック(静脈)するかがいかに大切かがわかる。
さらに、企業活動全体を考えると、internal(インターナル=社内)とexternal(エクスターナル=社外)のコミュニケーションをどのようにコントロールするかが企業活動の根幹を左右する課題になることも理解できる。
今日は「企業活動におけるBlog構築セミナー」が行われる。薄々気付きはじめていることがある。Blogは、企業における「血流」であり、internalとexternalを同期させる最も優れたツールの一つであることを。