2004年11月24日
心のスキとフィッシング詐欺
よく考えればバカだったあ。と反省することは誰もあることだ。原因は、心のスキや心が何かにとらわれていたり、思い込みをしてしまっていることが多い。
昨日、休日と知っていたはずなのに、朝起きると何の疑いもなくネクタイを締め出社し、9時の会議に誰も来ないのでおかしい!・・・というありさま。9時10分、はじめて「そうだ。今日は休日だったんだ」と気付いた。
朝と夕方を勘違いすることもある。休日15時ごろ昼寝をすると夕方目覚める。18時前後は朝の雰囲気に似ている。そのまま会社に向かってしまう。
先日、スタッフから国際会議に参加するための入金がまだされていないようだ、と指摘された。事実確認を経理にすれば済むことだが、スタッフへのメールに「それは締め日の関係で遅れていると思う」と返信。その後「日本とアメリカの事務局の情報の行き違いで、確かに振り込まれているようです」とメールを貰ったにも関わらず、「確かに振り込まれていません」と読み違えている・・・
こんな風に、通常考えられないことが起こる。いずれも、何かにとらわれている場合、心配事が心に存在している場合、確信がない場合に起こるように思う。また、これらの環境要因が二重三重に重なっている場合は確率が高くなる。
最近、フィッシング詐欺が猛威を振るっている。シマンテックがおこなった実態調査によると、詐欺目的が疑われるWebサイトにアクセスしたユーザーのうち、12.3%がフィッシング詐欺に遭遇していることが分かった、という。
僕も一日10通ぐらいはフィッシング詐欺のメールが届く。殆ど海外からだが、最近は自動翻訳したような日本語(日本語になっていない)で届くケースもある。全く困ったものだ。
「私に限って・・」と殆どのひとは思うだろうが、心のスキがあるときは引っかかりやすい。日頃から心のバランスを保つことや、何事も事実を確認してから次のステップに進む癖をつけておくことが、何よりも予防処置になると思う。