2004年11月02日
阿吽(アウン)の呼吸
「阿吽(アウン)の呼吸」などといっているから、日本人はいつまで経ってもマネジメントが苦手なのだ。という方もいるかもしれない。日本人の悪い気質とも。・・・・そうだろうか?僕は阿吽の呼吸という言葉が大好きだ。
プロセスマネジメントという考え方を導入しているという意味では、ミツエーは世界的だ。ではそのゴールは何か?と問われれば一言になる。「シンプルマネジメント、あるいはマネジメントをする必要がなくなる段階」。マネジメントというと、人が人を管理したり、ルールでガチガチになる状態と勘違いされやすい。しかし、本来あるべき姿は違う。
マネジメントとはマネジメントをしなくて済む段階にもっていくための「訓練過程(プロセス)」に過ぎない。ゴールは、正に「阿吽(アウン)の呼吸」。「阿吽(アウン)の呼吸」こそ、最適化されたマネジメント状態と思っても間違いではない。
マネジメント手法の多くは我々の文化とは異質な輸入品だと思っているひとが多い。しかし違う。多くのマネジメント手法は、日本文化を真似た欧米各国がわかりやすく組み立てなおしたものを逆輸入している場合が多い。本来我々日本人が持っている気質であることを理解しなければならない。
ミツエーに存在する世界的な全てのマネジメントシステムは、日本文化に立脚したものであり、「阿吽(アウン)の呼吸」への道のりだということを理解しなければならない。