2004年10月17日
Google Desktop Search
先週につづいて2週連続日曜日の昼食は近くのファミリーレストランだった。店員に「今日のおすすめは、○○です!」といわれると、「では、それ、お願いします」とオウム返しのような返答をする自分を発見した。特に食べたいものが有るわけでないのでそれでいいわけであるが、迷いのあるときは「強い情報」になびくものだなあ、と思った。
ところで、米Googleは14日、「Google Desktop Search」のベータ版を公開した。これはローカルなコンピュータの中に含まれているファイルを高速に検索できるアプリケーション。インターネットのみならずパソコン内の検索まで進出か、と驚いた。僕はパソコン内のハードディスクが大容量になっていることにかまけてどんどんファイルが多くなるがついつい整理を怠ってしまう。「あれはどこに保存したかなあ」と、自問自答しながら時間だけが過ぎていく。こんな僕にはぴったりなサービスかもしれない。
情報の使い方には、4段階あるといわれる。
1.情報の収集
2.情報の整理
3.情報の分析
4.情報の活用
Google Desktop Searchのようなサービスが出現してくると、「1.情報の収集」「2.情報の整理」は非常に楽になりそうだ。「3.情報の分析」「4.情報の活用」は個々の判断によるものであろうが、一般的に収集方法と整理方法が同じと分析結果も近づく可能性があるかもしれない。さらに活用方法に迷いがあると市場で流通している「強い情報」に流される傾向も否定できない。
こういう時代であればこそ、先入観を持たない独自の視点、あるいは複眼的な視点で物事を見る癖をつけることが大切であると思う。