2004年10月04日
ばらつきと標準化
最近、考えてみれば同じことを言っているのだと発見した言葉がある。「ばらつき」と「標準化」である。ばらつきを無くすということは、標準化するということであり、標準化するためには、ばらつきを無くすことによって達成される。
工業製品でもないのに、なぜ、「ばらつき」や「標準化」に興味を示すかというと、我々のようなクリエイティブ部門を持つ企業は、情報が全てだ。前工程から後工程へバトンタッチされる情報にはかならず情報劣化が発生する。その欠落した情報によってクリエイティブ作業を行うと成果物に悪影響を与える。月間100種類以上の成果物をアウトプットする場合、この部分の改善は必要不可欠だ。将来数千の成果物でも情報の劣化(ばらつき)を起こさないために、標準化への取り組みは重要なテーマだ。これらを科学的アプローチするためにシックスΣのばらつき、トヨタの標準化を研究している。それにしても、シックスΣとトヨタ、似ている。