2004年10月03日
もうひとつの5W1H
今日は興味深い本を読んだ。一生掛かってもこの本の内容ひとつひとつをモノにしていきたいと思ったほど感銘を受けた。最後に本文で使用された用語集の付録があり、その一つを読んで思わず笑ってしまった。通常5W1Hは、Why、What、Who、Where、Whenのそれぞれの頭文字をとった5Wに、Howの1Hをさすが、そうではないのだ。
5Wは、5つのWhyであり、「なぜ」を5回くり返せば本当の要因がわかり、どうすればよいか(How)がわかってくるというもの。30年近く前に書かれた書籍であるが、このユニークな科学的アプローチと、一度覚えると忘れられないメタファの使い方というのだろうか、とにかくタイトルのつけ方が実にうまい。
当時の副社長が自社の生産方式について書いた書籍であるが、現在世界的な企業になっている。会社で使う用語ひとつひとつまで明確に定義しており、現在も脈々とその精神が受け継がれている姿を目の当たりにすると・・・・・我々はままごとか会社ごっこをしているに過ぎないことがわかる。