2004年09月30日
運用
会社のビルのそばに自動販売機がある。そこでKIRINのMetsをよく買うのだが、いつもつり銭受けからおつりが路上にこぼれ落ちる。今日は1000円札を使ったのでなんと880円分のおつりがぼろぼろ路上にこぼれ落ちた。よく見ると、つり銭を受けるフタの一部が故障している。このままでは係員が気づくまで永遠に路上に落ちたつり銭を拾いつづけなければ成らないことになる。
何事もそうだが、設計上では完璧でも運用は設計通りにはいかないものだ。
昔、興味ある話を聞いたことがある。ジャンボジェット機に使用するエンジン一機は10億円するそうだ。欧州にもいいエンジンがあり設計的には壊れないように出来ている。しかし、使っているうちにやはり故障するらしい。ところがGEのエンジンは壊れないという。それはなぜか?その答えは「故障することを前提に作られている」からだという。つまり故障するとサブシステムが働く仕掛けが組み込まれている。また、飛行機の発着時、地上からセンサーを使い常にエンジンの調子を監視しているという。
この考え方。我々の仕事においても非常に参考になる、と改めて思った。
コメント
ジュースなど自動販売機の使い勝手の悪さは、
ユーザービリティーという言葉に触れてから、考えるようになった。
消費者がコインを投入までの動作は、問題ないが、
商品を受け取るときには、屈まなければいけないし、
高橋さんの指摘されるとおり、お釣りもジャラジャラ。
※特に雨の日の、傘を差しながらの動作は辛い。。。
設計上難しいと思うが、もう少し消費者への立場に沿った
気配りがあれば実際の売上げはUPするのではなかろうか?
Posted by: 安井公平 : 2004年09月30日 22:18