2004年09月23日
のん気な会社
昨日、坂詰さんから「OHSAS18001」開始前、最後の経営者レビューをお願いしたいと申し出があった。45分間会議に付き合った。一年掛かりの彼女と関係スタッフの努力の結晶がそこにあった。立派だと思った。社会人1年半でこんなになっちゃうんだあ・・と感心した。「OHSAS18001」は、マネジメントシステムの中でも非常に難しい部分があると昔から思っていた。組織全体のそれぞれの立場をよく理解しないと構築も運用もスムーズに行かない。
ミツエーは「人を育てる」を経営方針に入れている。社外から一流(出来上がった人)をつれてきて会社を運営するという考え方をしない。0(ゼロ)から一流に育てるノウハウがない会社に企業の発展などあるわけがないと思っている。長い目で見ればそういうことになる。したがって「人に優劣なし。やればできる。やらないから出来ないだけ」という考え方をする。では教育システムとは何ぞや? それは簡単な仕掛け。「人は自ら育つ。足りないものは環境と刺激だけ」。会社ができることはその環境と刺激を提供し続けること。世の中から見れば、随分のん気な会社と思うだろうなあ。
世の中戦国時代。戦々恐々。だからこそ焦ってはいけない。将来の為に、こうした「のん気な会社」の部分を残しておきたい。