2004年09月18日
「信頼の増大」とWeb構築
「信頼の増大」。Webを活用したマーケティング活動を行う上で重要なキーワードになる。企業サイトの場合、刺激物も必要ではあるが前提として信頼の獲得がない限りより多くの訪問者を獲得しつづけることは出来ない。いろいろ研究はしているが、確かなことは、知識やノウハウも含めた何らかのメリットを提供しているサイトは訪問者が増えつづけるし、企業側がプロモーションしているだけのサイトには一部のマニアを除いてなかなかアクセスは増えない傾向にある。ターゲットとする顧客の立場にたった情報の充実が信頼性増大を生み出すものと見られる。
そんなことを考えていると参考になるニュースが飛び込んできた。IntelとMITは、顧客の信頼を高める「WebTrustという方法論」に取り組んでおり、その中で企業が顧客の信頼を獲得する戦略的要素として下記のようなリストを発表した。
1.透明性を目指して努力する
2.顧客の立場に立つよう再編する
3.顧客が自分で問題を解決できるよう支援する
4.顧客に作業させる
5.突出した製品とサービスを構築する
6.自分の製品を競争相手の製品と比較する
7.信頼に基づいたサプライチェーンを作り上げる
8.信頼を企業のあらゆる機能を超えたものにする
現在僕のテーマでもあるので非常に強く感心をもった。納得のいくものだ。いくつかはWeb構築技術を持って達成できるものとみる。この中で「顧客に作業をさせる」という項目は新しい発見だった。
サイトの規模が一定の規模に達し、ユーザ数という意味でも成功を収めた段階になると、どの企業も「信頼の増大」というテーマが関心事になることは確かであろう。
参考:ITmedia
:internetnews.com