2004年09月17日
長らく追い求めていたもの
5年以上追い求めていたテーマがあった。それは社会(顧客企業様)に対して、また社内のスタッフに対して、企業(ミツエー)として有機的な関係性を構築し、維持し、双方が発展できる関係性を築くには何が必要か?
昨日役員から、6ヶ月間に及んだトヨタ社の強さとミツエーの弱さの比較表を受け取った。僕にとってトヨタというテーマは、5年間試行錯誤の末たどり着いた到達地点でもある。そこに見えたものは、想像を絶するトヨタの組織フィロソフィーと巧みな仕掛けだった。一般に言われる「生産方式」や「カンバン」はほんの一部の仕掛けでしかないということも理解できた。
報告を聞きながら、孫氏の兵法論にある第五「勢篇」の一節を思い出した。
「多数の統率も少数の統率も同じである。要は、組織・編成の問題である。同様な意味において多数の指揮も少数の指揮も、また同じである、要は、配備と信号・合図の問題である。」
日本人的なアプローチ方法も好きだ。今後3年掛けて、実践によってトヨタ社に学ぶことを役員ひとりひとりに確認し了承を得た。
「よし、いくぞ!」