2004年07月23日
熱意
20代の方は「熱意」という言葉の響きを、どのように感じるのだろうか?
最近こんなことがあった。あるサービスを開発したスタッフが、関連の洋書を翻訳して出版したいと言い出した。それが「市場浸透」に最も有効だというのである。あまり興味がなかった僕は「調べてみたら?」と生返事をしておいた。すると海外の出版社の方に直接メールをしたり、翻訳権の取得者が日本国内にいないか必死に調べていた。翻訳権をすでに大手の出版社がもっていると分かると今度は新たな洋書を購入し「これではどうか?」とやってきた。その途中はかなりの困難があったが彼は諦めずに努力していた。
さすがの「熱意」に僕も負けてしまった。大手の出版社に僕からコンタクトを取り直接担当者にお会いする機会をいただいた。最初に提案があった洋書に関してもまだ何らかの形で参加できる可能性があることが判明。さらに新しい洋書に関しても一度検討してみるという回答をいただいた。結局、スタッフの熱意が僕を動かし、出版社まで動かすとこになった。
「あとは君の力で、最後までやるように!」とスタッフに伝えた。
何事もそうだが、未知のものにトライするときは、「情熱」と「諦めないココロ」こそ、山でも動かす最大の「パワー」ではなかろうか?