2004年07月04日
ふるーい書籍から
ふるーい書籍から抜粋
90年代のコミュニケーション形態には、ニつの流れがある。一つは、特定指向性(デディケーテッド化)であり、もう一つは、草の根分散型(ネットワーク化)である。従来のマスコミュニケーション主体から、個人の欲求やライフスタイルに応じたコミュニケーション形態が台頭してくる。人々に大きな影響を及ぼしていく人は、大量の情報のなかから有用な情報を選択し、それらを高度に統合して新たな情報価値を創造できる者、いわば、テクノクラートと呼ばれる人たちである。
さらに高度に発達したコンピュータ端末などが普及して、水平的なネットワークを構築していく。このようにコミュニケーションは草の根的な、水平的なつながりを広めていく。
(全予測-90年代の世界 三菱総合研究所 1990年4月発行)
久々に本棚から取り出し読み返す。あれから15年、まさに時代は来たなあ、と感慨深い。なんだか読み返していると「Blog」というキーワードが脳裏をよぎる。
ちなみに当時この本の影響で僕は会社を設立することを決め、その後苦労するはめになる。